2021/07/25（日）UP
（最終更新：2021/07/25 19:21）

阿部詩が決勝進出

　25日（日）、東京オリンピック柔道女子52kg級準決勝では阿部詩（21=日体大）が延長戦で技あり、一本で勝ち進み決勝進出を決めた。
　相手はリオ五輪銀メダリストのオデッテ・ジュフリダ（26=イタリア）。阿部は序盤から圧力をかけ積極的に攻める。袖吊り込みで相手を崩し、抑え込みに入るが逃げられる。
　ジュフリダは押され気味だが、大内刈りや背負い投げも見せる。互いにポイントがないまま、延長戦のゴールデンスコアに。

【動画】阿部詩の準決勝で豪快な内股の技ありの映像

　延長戦では組み会いの中で阿部が指から出血し、テーピングのため数分タイム。開始以降、ジュフリダは投げつぶれで亀状態になると、阿部は帯取り返しから抑え込みにいくが、ジュフリダは阿部の足を挟み抑え込ませない。ガードの固いジュフリダだったが、阿部は組みぎわに一瞬の内股で投げ技あり！決勝進出を決めた。

　決勝の相手は因縁の相手アマンディーヌ・ブシャール（26=フランス）だ。準決勝で得意の肩車でわずか16秒で一本勝ち。全て早期決着に一本勝ちで、3試合合計2分18秒しか戦っていない絶好調のブシャール。19年のグランドスラム・大阪では決勝で阿部を肩車の技ありで破って優勝し、阿部が国際大会デビュー戦以来続けてきた対外国選手の連勝記録を48でストップしている。20年2月のグランドスラム・デュッセルドルフでは決勝で阿部に反則負けしているが、果たして今回はどのような結果となるのか。
　女子決勝は18時半ごろを予定している。

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