2021/08/04（水）UP
（最終更新：2021/08/05 07:24）

高谷惣亮

　8月4日（水）幕張メッセにて、東京五輪レスリング男子フリースタイル86kg級1回戦に挑んだ高谷惣亮（32＝ALSOK）が、オスマン・ゴチェン（トルコ）に敗れた。五輪は前々回のロンドン、前回のリオに続き3度目の出場で、これまでの74kg級から86kg級に階級を上げて臨んでいた。

【フォト】86kg級のパワーで相手を持ち上げ立ち上がった高谷

　試合は第1ピリオドでは、まずゴチェンがローリングで2点を獲得すると、高谷も1点を獲得し追う展開。第2ピリオドでは高谷が1点を追加し2-2で同点で終えるも、ビッグポイント差（高いポイントの技）でゴチェンが勝利した。

　試合後に高谷は「このオリンピックの開催に様々な方が協力していただいて、試合を通じてスポーツの意義を考えさせられたので、様々な方に感謝します」と感謝の言葉を述べた。

　また、試合については「僕自身の攻めはしていたと思うので、どちらに転んでもおかしくなかったが、たまたま点数のルールで負けたので仕方ないと思います」と振り返った。
　対戦相手が決勝に進んだ場合は敗者復活戦へ進むことになるが、高谷は「敗者復活の可能性はほぼない、0%だと思うので、僕のオリンピックはここで終わりだと思いますが、この後続く女子、若手の選手たちが必ず金メダルを獲ってくれると思うので、日本レスリングを引っ張ってきたキャプテンとして、堂々と胸を張って応援したいと思います」と語った。

▶︎【フォト】86kg級のパワーで相手を持ち上げ立ち上がった高谷