【Krush】瓦田脩二が念願のライト級王座戴冠、橋本実生は左ストレートで鵜澤悠也を吹っ飛ばす勝利
橋本がダウンを奪って勝利した
▼セミファイナル（第9試合） Krushバンタム級/3分3R・延長1R
◯橋本実生（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
判定3-0 ※29-27×2、30-27
●鵜澤悠也（K-1ジム五反田チームキングス）
橋本は19年にABEMAの『格闘代理戦争』に出演し、TEAM武尊の一員としてトーナメント優勝に貢献。20年10月からスタートした「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するも吉岡ビギンに敗戦。今年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手に該当することが判明したため、無念の欠場となっていた。
鵜澤はアマチュアボクシングで活躍し、19年にABEMAの「格闘代理戦争」に出演し“ビッグマウス”として注目される。20年9月のKHAOSで行われたワンデートーナメントでは2連続KO勝利で優勝。今年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に参戦するも、1回戦で松本日向に敗れた。
K-1バンタム級日本最強決定トーナメントの開催が発表された記者会見で、鵜澤は「俺は橋本実生をぶっ飛ばしたい。チヤホヤされている」と噛みつき、橋本も「しばくぞ！」と怒りを露わにしていたが、2人の対戦は実現せず。この遺恨は持ち越されていたが、中村拓己K-1プロデューサーは、この2人の対戦をこのタイミングで組むことが面白いと判断し、今大会でマッチメイクした。
1R、両者ともサウスポー。鵜澤が左ローを蹴り、右フックで飛び込む。橋本はガードを上げて様子を伺い、左ストレートを伸ばす。ステップインした鵜澤が、橋本をコーナーに詰めて、細かいフックを回転良く放つ。橋本は手数が少ない。
2R、序盤は鵜澤がテンポ良くロー、前蹴りと攻撃を出したが、橋本が強烈な左フックから右フックの返しでダウンを奪う。鵜澤は立ち上がるも、さらに橋本が左ストレートを鵜澤にクリーンヒットさせて2度目のダウンを奪う。橋本は追撃でパンチの連打を叩き込む。鵜澤はゴングに救われる形となった。
3R、鵜澤は細かいパンチで前に出て、左のカーフキック。橋本は鵜澤のパンチをしっかりガードを上げてブロック。橋本は左ストレートをリターンし、鵜澤を怯ませる。最後まで鵜澤も前に出たが、橋本が左ミドルを使いながら逃げ切り判定勝利。因縁の対決で鵜澤を下した。
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