【海外MMA】下馬評不利も元UFC戦士を失神カウンターKO！ 衝撃の“番狂わせ”に会場は大興奮

2022/02/09（水）UP
（最終更新：2022/02/09 12:38）

　2月7日（日本時間）米テキサス州サンアントニオで開催された総合格闘技イベント『FuryFC 56』のメインイベントにて、下馬評不利の選手による衝撃のカウンター失神KO劇が起きた。
　KOしたのはジェシー・バトラー（29=米国）。フェザー級マッチで元UFC戦士マシオ・フレン（35=メキシコ）との一戦だった。

【動画】衝撃のカウンターKO！顎を撃ち抜かれた元UFC戦士は一瞬で失神

　バトラーはLFAで勝利する経験を持つ米国内の実力者。10勝のうち8フィニッシュと決定率は高く、その全てはサブミッションによるものだ。現在3連勝と波に乗っている。

　対するフレンはメキシコ出身の元UFCファイター。中東Brave CFや中南米LuxFightなどで活躍し、MMA戦績は14勝8敗。14勝のうち11フィニッシュ（6KO・5一本）と決定率の高い強豪だ。

　下馬評は、UFC前フライ級世界王者ブランドン・モレノの練習仲間で、UFC参戦の実績を持つフレンが有利、米国人のバトラーが青コーナーで挑む形となった。

　試合は序盤からカーフキックの蹴り合い。バトラーが左ミドルを放つと、フレンが右のストレートのカウンター。バトラーがフラッシュダウンするが、フレンはバトラーの寝技を警戒してか、グラウンドの展開に行こうとしない。
　立ち上がったバトラーが一気に距離を詰めると、両者が足を止めての打ち合い。フレンの左のダブルに合わせ、バトラーが右ストレートからの左フック！

　顎を撃ち抜かれたフレンは失神しダウン。バトラーが追撃に向かったところで、レフェリーが試合を止めた。

　下馬評不利だったバトラーが決めた1R1分22秒のKO劇に会場は大興奮。この番狂わせKOは、今大会の「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」にも選ばれた。

『FuryFC 56』
2月7日（日本時間）米テキサス州サンアントニオ
▼フェザー級マッチ
●マシオ・フレン（メキシコ）
KO 1R1分22秒　※左フック
○ジェシー・バトラー（米国）

【勝者 選手データ】（2022年2月9日現在）

ジェシー・バトラー（29歳・Jesse Butler・米国）
階級：フェザー級
身長：178cm
戦績：11勝(1KO・8一本)4敗（TAPOLOGY参照）

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