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【KROSS×OVER】”ジョジョ系ファイター”松本徐倫が女子王座戴冠、4年ぶり参戦の堀井翼がTKO勝利、63kg王座はKOで埜口孝稀に=7.31

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2022/08/02(火)UP

KROSS×OVER実行委員会
『KROSS×OVER 18』

2022年7月31日(日)東京・ 新宿FACE

第2代KICK -63kg級王者は埜口孝稀

【第2部】
▼第17試合 メインイベント 第2代KROSS×OVER KICK -63kg王座決定トーナメント 決勝戦 3 分 3R(延長1R)
●小川 悠太(誠真会館 所沢支部)
KO 2R 2分30秒 ※左フック
〇埜口 孝稀(ポルティファミリアジム)

第2部メイン-ダウンを奪った埜口

 第2代KICK-63kg王座決定トーナメント決勝戦となるこの試合は二度目の対決となり、前回はダウンを奪い合った末に小川が判定で勝利をしている。

 1R、比較的な静かな展開。両者ローキックを軸に、フェイントを織り交ぜながらチャンスを伺う。お互いビッグヒットは無く、まだ相手の出方を伺っているようだ。

 2R、序盤は1Rと同じく静かな展開を見せるが、徐々に距離が近くなり打ち合いになる。埜口は小川のパンチをブロックし、左フックでダウンを奪う。小川は何とか立ち上がるが、足元のふらつきを見たレフェリーが試合をストップ。前評判では不利と見られていた埜口がリベンジを果たし第2代KICK-63kgチャンピオンの座を獲得した。

 試合後のマイクで埜口は、先月双子の女の子が生まれた事と、前戦で右の拳を負傷していた為今回は左でKOした事を明かした。そして奥さんをリング上に呼ぶと、遅れていたというプロポーズをし感動的な結末となった。


桃翔vs仙一

▼第16試合 セミファイナル KROSS×OVER KICK –60kg次期王座挑戦者査定マッチ 3分3R(延長1R)
●仙一(チームドラゴン)
判定0-3 ※29-30×2、28-30
〇桃翔(T-KIX GYM)

 第2代KICK -60kg王者の石月祐作が王座を返上した為、第3代KICK-60kg王座査定マッチで仙一と桃翔が王座決定戦を掛け対戦する。

 1R、両者ともパンチとキックを織り交ぜた多彩なコンビネーションを繰り出して行く。サウスポーの仙一のインローがヒットするが、まだ大きな差はない。

 2R、蹴りを多用する仙一と、パンチのコンビネーションを中心に攻める桃翔。

 3R、ここまで決定打が無い両者は、更に手数を増やして試合の主導権を奪いに行く。このラウンドも蹴りの仙一とパンチの桃翔という点は変わらず、若干手数で上回る桃翔がポイントを奪っている印象だ。
ジャッジは桃翔を支持し、見事次期王座挑戦者の権利を獲得した。


▼第15試合PRO-KICK -67.5kg FIGHT 3分3R
●TAMURA(Gwinds)
KO 1R 1分16秒 ※左フック
〇ヤン・ダニエル(ルーマニア/ウエストスポーツ)
※左フックでTAMURAがダウン

「ミスタークロスオーバー」TAMURAと、初参戦ながら強靭なフィジカルを持つルーマニアのヤン・ダニエルとの対戦。

 1R、ダニエルが積極的に距離を詰め、TAMURAもカウンターを狙っていく。TAMURAの右ストレートが直撃するが、ダニエルは構わず前に出る。パンチが交錯する中、ダニエルが左フック一閃!TAMURAはダウンするが何とか立ち上がる。しかしダニエルのパンチラッシュで再びダウンを喫し、レフェリーが試合をストップ!
混沌とする-67.5kg級の台風の目となるか。今後も注目だ。

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