2022/12/11（日）UP
（最終更新：2022/12/11 23:39）

福田（左）は安谷屋（右）との打ち合いを制す

▼第7試合　宗明建設 Presents DEEP フライ級 GP 2回戦 5分 3R
〇福田龍彌（MIBURO）
判定4-1　※29-28×3、28-29、30-27
●安谷屋智弘（氷ヲ刻メ/池田道場）　

安谷屋のパンチが福田をとらえる

　DEEPフライ級GP 2回戦で福田と安谷屋が対戦。福田は一回戦で杉山廣平に判定勝利、安谷屋は第6代フライ級キング・オブ・パンクラシストの小川徹にアームロックで1R一本勝ちを収めた。

　1R、福田は圧力をかけてケージ際へ追い込む。安谷屋は右で飛び込むも、福田が反応。組みついた福田は、諸手差し。これを耐えた安谷屋は離れると、左を放つ。左右のパンチから組みついた福田。ここも安谷屋が耐えて、寝技の展開にはならなかった。

　2R、福田は圧をかけると、安谷屋の右が飛んでくる。福田は組みつくと、バックにつく。だが、テイクダウンできずに安谷屋が離れる。打ち合いの中で安谷屋がダブルレッグに入るが、福田は潰して上になる。ガードポジションの安谷屋。福田は上からパウンドを狙うが、不発に。立ち上がった安谷屋がパンチを放った。

フライ級GP準決勝へ進んだ福田

　3R、パンチの交換をする2人。福田は組みつくと投げ飛ばし、テイクダウンで上になる。ハーフガードの安谷屋。福田はバックにつくと、安谷屋が立ち上がる。打撃の打ち合いになると安谷屋の右が入る。安谷屋のダブルレッグを潰した福田は、フロントチョークに入る。極まるかと思われたが、ここから脱出した安谷屋は打撃で逆襲したところで試合終了。判定となり、4-1で福田が準決勝進出を決めた。

　勝利を収めた福田は「またヒヤヒヤさせてしまいました。思い出しました。3年前、弱かったから勝てなかったし。組み勝つこともできました。苦手なところでしっかり勝ったと。この後、3試合続きます。他の6人、もっと面白い試合をしてくれると思うのでフライ級GPを楽しみにしてください」

村上（上）は、にっせー（下）にパウンド攻撃

▼第2試合　DEEP JEWELS アトム級 5分 2R 肘あり
●にっせー（チームにっせー/アローズエンタテインメント）
判定0-3 　※17-20、16-20、18-20
〇村上彩（フリー）

にっせーは打撃を放つも村上の遮断されてしまう

　唯一の女子マッチは、にっせーと村上彩のマッチアップとなった。にっせーは沖縄出身の人気ファイター。DEEP JEWELSで活躍し、昨年11月の『RIZIN.32』で勝利するも、今年は本野美樹、須田萌里に敗れ2連敗。今回、復活勝利を手にしたいところだ。

　対する村上は“可愛すぎる柔術黒帯”の異名を持ち、コスプレイヤー、YouTuberなど多方面で活躍。デビュー4連勝と波に乗っていたが、今年9月の『DEEP JEWELS 38』で須田萌里に判定負け。プロ初黒星を喫した。17歳の超新星・須田に敗れた者同士の対戦。勝利を手にするのは、にっせーか、村上か。

村上は寝技へ持ち込み、にっせーを完封した

　1R、村上は突進して、にっせーに組みつく。ケージに押し付けながらバックに回る。上からパンチを落としつつ、チョークの体勢へ。さらに腕十字を狙う村上。にっせーはこれを耐える。村上が優位のままラウンド終了。

　2R、村上はローキック、ハイキックで攻撃。にっせーはガード、右フックを狙うも空振り。組みついた村上は、再び寝技へ。マウントポジションを奪った村上は、パウンド攻撃。ディフェンスするにっせーが後ろを向くと村上はチョーク、さらに腕十字へ。にっせーが上になる場面もあったが、村上はヒールを狙う。体を捻って耐えるにっせーだったが、判定勝負となり、村上が3-0で勝利した。

＜その他の試合結果＞
〇越智晴雄（パラエストラ愛媛）
一本　1R 2分31秒　※フロントチョーク
●中村真人（レンジャーGYM）

▼第5試合　DEEP メガトン級 5分 3R
〇水野竜也（フリー）
TKO　1R 0分19秒　※パウンド→レフェリーストップ
●稲田将（ISHITSUNA MMA）

▼第4試合　DEEP ライト級 5分 3R
〇上迫博仁（NICE BAD GYM）
TKO　3R 4分43秒　※サッカーボールキック→レフェリーストップ
●石塚雄馬（AACC）

▼第3試合　DEEP メガトン級 5分 2R
〇誠悟（AACC）
TKO　2R 4分46秒　※レフェリーストップ
●アンディコング（レンジャージム）

▼第1試合　DEEP バンタム級 5分 2R
●平松翔（パラエストラ松戸）
TKO　1R 3分39秒　※パウンド→レフェリーストップ
〇RYUKI（フリー）