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【岡山ジム興行】花岡⻯がバンタム級賞金トーナメント制覇、ヒジあり同級日本一アピール

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2023/05/22(月)UP

パンチを見舞うHIROYUKI(右)

▼第3試合 タムラグループ presents NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント準決勝戦2 3分3R(延⻑1R)
●麗也(治政館/ジャパンキックボクシング協会/元新日本フライ級王者、元ISKAインターコンチネンタルフライ級王者)
判定0-3 ※三者とも29-30
〇HIROYUKI(RIKIX/元新日本フライ及びバンタム級王者)

ローキックで攻める麗也

 麗也は12年1月より新日本キックで戦い、過去には日本フライ級王座、ISKAインターコンチネンタル王座などを戴冠。過去に引退を発表したが、21年2月に復帰して、石井一成と激闘を演じるなど、健在ぶりを見せている。

 対するHIROYUKIは 新日本キックボクシング協会で2階級制覇を達成。第6代日本フライ級王者、第12代日本バンタム級王者となっている。ド派手な技でKO勝利を収めることで知られる。

 新日本キック出身である両者は、アマチュア含めて1勝1敗3分と互角。更には誕生日まで同じだという。宿命のライバルとして認識する両者は、今回で完全決着をつけられるか。

HIROYUKIが勝利

 1Rからお互い右構えで様子をうかがう。手の内を理解しているからか、攻撃にビッグヒットは見受けられない。お互いにジャブを繰り出し、けん制すると左右のフック、ストレートを随所で見舞う。

 2Rになると、右ローを強打する麗也が飛び込んでのワンツーをヒット。落ち着いて、ローを蹴り返すHIROYUKI。

 明確な差はないまま3Rへ。HIROYUKIが良いタイミングで右ヒジ打ちをクリーンヒット。これでややダメージを感じさせる麗也だが、ローやミドルをリターン。そのまま終了のゴングが鳴った。ジャッジはヒット数で上回り、ヒジ打ちも当てたHIROYUKIを支持。HIROYUKIが決勝戦へ進出した。


花岡が飛びヒザ蹴りを繰り出す瞬間

▼第2試合 タムラグループ presents NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント準決勝戦1 3分3R(延⻑1R)
●山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)
KO 1R 1分39秒 ※左飛びヒザ蹴り
〇花岡 ⻯(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元INNOVATIONフライ級王者、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者)

山田がバッタリとダウン

 山田は日本ムエタイ界の名門キング・ムエで幼少期から活躍してきたが、20歳で引退。その後約4年後に現役復帰。鋭いミドルやローなどの蹴り技とバランスの良い攻撃を武器とする。今トーナメント初戦では、平松弥を圧巻ヒジ打ちでKOしている。

 花岡はアマチュアで28冠で100戦以上のキャリアを誇り、’’平成最後の怪物’’と呼ばれる。既に過去には初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座戴冠歴もあり、最近はRISEにも参戦中。トーナメント初戦ではサンチャイ・TEPPENGYMに判定勝ちを収めている。

ヒジ打ちにより山田は目の上から出血していた

 1R、お互い右構え。距離を取る花岡に対して、山田が右ローを強打して圧をかけていく。花岡はスピードのある前蹴り、左ジャブでけん制する。花岡が左ボディ打ちをヒットさせる。山田の前進に対して、花岡が左の縦ヒジをヒット。山田が目の上をカットしてしまう。

 すると、花岡が左の飛びヒザ蹴り!モロに顔面に食らった山田が衝撃ダウン。立ち上がろうとするが、足元が言うことを聞かず。花岡が圧巻KO勝ちで決勝へ進出した。

▶︎次ページは、神助vs平松 弥、その他試合結果

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