これは危険、関節技の相手に反則の顔面蹴りで一発失格!=米国女子MMA
1月12日(日本時間13日)に米ミネソタ州で開催された総合格闘技イベント『LFA 174』の女子ストロー級マッチにて、ケンドラ・マッキンタイアー(28=米国)がジェイド・シーレイ(30=米国)に失格負け。
マッキンタイアーが腕十字から逃れようと、MMAユニファイドルールでは反則となる、グラウンド状態の相手の顔面を蹴る危険行為に「一発失格は当然だ」と批判の声が上がった。
【フォト&動画】“一発退場”は当然の声、女子選手が危険な反則顔面蹴り!
マッキンタイアーは昨年3月にプロデビューした新人。INVICTA FCとこのLFAで2戦全勝を収めている。対するシーレイはLFAの生え抜き選手。こちらも昨年にプロデビューし、同6月にはアームバーで初回一本勝ちを飾った。
試合は1R序盤から、シーレイが組みつきテイクダウン。トップコントロールでパウンドを落とし、背後に回ると今度は裸絞め狙い。反撃を狙うマッキンタイアーが身体を反転させると、シーレイはその隙を逃さずに腕十字!
掴まれた左腕が伸び切り、あとはタップするしかない状態。すると、マッキンタイアーが右足でシーレイの顔面に強烈な蹴り!
レフェリーは反則行為とすぐに試合をストップ。ドクターチェックとリプレイチェックの後、結果はマッキンタイアーの反則負けとなった。
これは、団体が採用するMMAユニファイドルールが危険な反則行為と規定する「グラウンド状態の相手に対する顔面・頭部への蹴り」に該当する。技から逃れようとパニックになって思わずやったのかもしれないが、動きの流れによる偶発的なものではなく、故意的なだけに一発失格はまぬがれないだろう。
このシーンが公開されると映像には批判の声が。「これはひどい反則だ」「一発失格は当然だ」「相手選手は出場停止処分をもらってもおかしくない」などの意見が並んだ。
シーレイが、アームバーを極めようと両手が塞がった状態の時、下から目元をかかとで蹴り上げられているため、眼窩底(がんかてい)骨折の心配もあったが、選手本人や公式からもその報告はないため、大きな負傷はなさそうだ。
『LFA 174』
1月12日(日本時間13日)米ミネソタ州
▼女子ストロー級マッチ
●ケンドラ・マッキンタイアー(米国)
反則失格 1R2分50秒 ※グラウンド状態の相手に対する顔面蹴り
○ジェイド・シーレイ(米国)
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