2024/01/15（月）UP
（最終更新：2024/01/15 19:13）

ジェイドヴァンが追撃のパンチ@AdinRossより

　人気YouTuberらが戦うボクシングイベントが14日に実施されたが、失神ダウンした選手に顔面のパンチで追撃する場面があり、多くの批判が殺到している。

　大炎上となったのは、人気ストリーマー（動画配信者）のエイディン・ロスが主催したボクシングイベント。これはYouTubeを中心にしたゲームストリーマーたちが集結し、スパーリング形式のボクシングマッチを行うというものだ。

　多くのフォロワーを持つロスのイベントだけに、今月14日に生配信されたこの企画は数百万人が視聴したという。

　基本的にはどの試合も素人の殴り合いだが、日頃、ゲーム実況や企画ものの動画配信を行っているYouTuberたちが真剣に殴り合っている姿は、ファンにとっては見逃せないものなのだろう。

　その中でジェイドヴァンvsメルト戦から、衝撃的なシーンが飛び出した。右フックを放ったメルトに対し、ジェイドヴァンが強烈な右カウンター！一瞬で失神したメルトは、硬直した状態でダウン。レフェリーが間に入ろうとしたが、その前に興奮したジェイドヴァンがメルトの顔面にパンチを一発落としたのだ。

　完全に気を失った状態のメルト。レフェリーがグローブを外し、両足を上に上げて蘇生しようとするも、ぴくりとも動かない。実況したロスらも呆然とした様子だ。最終的には医療チームのサポートもあり、メルトは意識を戻し、立ち上がり、リングから降りたようだが、脳震盪を起こしている可能性は高く、安全面がかなり欠けていると言える状況だ。

　勝利したジェイドヴァンは試合後インタビューで、倒れたメルトを殴ったことについて「アドレナリンが出過ぎてしまって、やり過ぎてしまった。最近自分の母親が亡くなって、気持ちが不安定だったりして…」などと謝罪した。

　ダウンを奪うまでは素晴らしいKO劇だったが、その後の行為でネット上では批判が殺到。「これはMMAではない、パウンドは許されない」「正気の沙汰ではない」「危険すぎる」「安全面が確保されていない」などと非難の声が溢れた。

　過激なKOシーンが視聴者数を増やす流れで、主催者はしっかりとその安全面を確保してほしいものだ。

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