「危険すぎる左だ」フンドラ妹が豪快KO勝利で4団体統一!史上最年少22歳の快挙
11月2日(現地時間)米国ラスベガスでプロボクシング[女子世界フライ級4団体統一戦]が行われ、IBF女子世界同級王者ガブリエラ・フンドラ(22=米国)が、WBA・WBC・WBO女子世界同級王者ガブリエラ・アラニス(アルゼンチン)に7R KO勝利。フンドラは強烈な左ストレートで2度のダウンを奪い、3団体王者アラニスは戦闘不能となった。
これで、フンドラは史上最年少での4団体統一王者となる快挙。兄であり、現WBC・WBO世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラも「この女王は強い!」と喜んだ。
【フォト・動画】強烈な左ストレートでダウンの瞬間!バキバキ美腹筋の計量姿も
フンドラは全米ジュニア王者を獲ったアマエリート。身長175㎝と、兄(197cm)と同じく驚異の長身を生かしたサウスポーで、プロ14勝無敗(6KO)と駆け上がった。
昨年10月にIBF世界王座を奪取し、今回が3度目の防衛戦にして統一戦だ。
対するアラニスは昨年7月に、2団体王者マーレン・エスパルザに敗北、保持していたWBO王座を失うも、ダイレクトリマッチで勝利し3団体王者となった。
試合は、フンドラがリーチを生かしジャブ、右フックで入れさせないが、相手がステップで細かく動き左フックをヒットさせる。
しかし次第にフンドラのパンチが当たり始め、7R、左ボディからの左ストレート一閃!相手がダウンした。
相手は苦笑し、フンドラが足を踏んだとアピールも聞き入れられず。
フンドラは冷静に近づき、右フックから素早い左ストレートでとどめ!ダウンした相手は大きくのけぞり倒れ、ダメージが深そうだ。立ち上がろうとするもガクリと腰が落ち、試合がストップされた。
これでガブリエラは男女合わせて、22歳7ヶ月、史上最年少での4団体統一を成し遂げた。これまでの最年少記録はデヴィン・ヘイニーの23歳6ヶ月。またフライ級の4団体統一は男女合わせて初となる。
フンドラは試合後インタビューで「女子ボクシングはKOでなければ見られないわ。父であるトレーナーに、この左でKOしたいと言ったの。そして、その通りになったわ」と狙っていたKO勝利を喜ぶ。
兄のセバスチャンも笑顔満面でリングに上がり、ベルトを掲げた。
KO動画はSNSで再生され「なんて危険な左だ」「すごい精度とパワーだ」「歴史を作った、おめでとう!」と驚きと祝福のコメントが並んでいる。
この長身フレームと若狭で、上の階級への挑戦も見込まれる、注目したい。
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