2025/04/13（日）UP
（最終更新：2025/05/01 20:19）

齋藤（右）が神酒に勝利

▼セミファイナル第10試合DEEPフライ級5分2R
●神酒龍一（HERMIT CLUB）
判定0-3　※19-19（マスト：齋藤）×2、18-20
〇齊藤璃貴（Fight Holic）

　神酒は2013年に修斗世界バンタム級王座決定戦に勝利し王座を獲得。2015年にはフライ級キング・オブ・パンクラス決定戦でランキング1位の安永有希と対戦し判定勝ちを収めて、史上初の修斗世界王座とパンクラス王座の両方に就いた。23年12月にWLFで敗北。DEEPには、2014年以来の参戦となる。

神酒はパンチで襲い掛かる

　対する齊藤は、24年4月のDEEPフューチャーキングトーナメントバンタム級で優勝し、7月のプロデビュー戦では木村琉音から判定勝ちを収め、12月はフェルナンドを破り2連勝。プロ3戦目で神酒を相手にどんな試合をするのか、注目を集めている。

　1R、齋藤はカーフキックを飛ばしていく。神酒は前手でフェイントをかけながら右フック。齋藤は、これをよけながら右のパンチ。神酒はタックルを仕掛けるも齋藤は避けながら腕を取りに行く。神酒は上になり、齋藤はガードポジション。大きな動きはなく、スタンドから再開。打撃交換も互角の攻防となった。

齋藤は飛びヒザ蹴りを放ち勝利

　2R、神酒はスタンドの左の蹴りがいい。だが齋藤は、飛びヒザをヒットさせるとやや優勢に。齊藤のアイポークがあり、試合中断。再開後、神酒はニータップを仕掛けるも、これは齋藤が対応する。齋藤は左フックをヒットして、神酒の動きを止める場面があった。その後は大きな動きがなく、判定で齋藤が勝利した。

杉山は鉄槌で多湖を下した

▼第9試合DEEPストロー級 5分2R
●多湖力翔（NEX SPORTS）
TKO 1R 3分21秒　 ※鉄槌攻撃→レフェリーストップ
〇杉山空（THE BLACK BELT JAPAN）

鉄槌攻撃の杉山

　多湖は24年6月にBlack Combatで1R KO勝ちを収め、6連勝と勢いに乗る中、9月のDEEPで中務修良と対戦も判定負け。12月は負傷欠場の中務の代役で越智晴雄と対戦も、1-2のスプリット判定で敗北し、巻き返しを狙う。

　杉山は現在20歳。23年2月のキックボクシングのNKBフライ級王座決定戦で龍太郎とタイトルを争い判定勝利、同団体初の高校生王者に。レスリングをバックボーンに持ち、THE BLACK BELT JAPANへ移籍し、MMAに挑戦する。

勝利した杉山

　1R、杉山は右ミドルキック、ハイキックを放っていく。多湖は組み付くも、ヒザ蹴りをもらうが外掛けでテイクダウンを奪う。多湖は上になるも杉山がスイープで引っくり返し、上を取り返す。杉山はパウンド攻撃。ここは多湖が脱出するも、ケージ際の攻防でもつれるように倒れると杉山が上になる。そのまま杉山は鉄槌を落としていくと、レフェリーが試合をストップした。

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