【ONE】ワンパンチ逆転KOに会場騒然！ライト級の台風の目が誕生にチャトリ代表も絶賛

2025/05/17（土）UP
（最終更新：2025/05/17 15:24）

　5月16日（現地時間）にタイ・バンコク ルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 108』のライト級ムエタイマッチで、テングヌン（タイ）がジェルマン・クポゴモウ（ギニア／フランス）に2度のダウンから逆転KO勝利。会場が騒然となる一撃フィニッシュにチャトリCEOも絶賛した。

【フォト＆動画】テングヌン、2度のダウンから大逆転KO！

　テングヌンはキャリア102勝14敗4分の戦績を誇るタイ人としては貴重な中・重量級ファイター。ONE初戦はKOで倒されたが、相手のドーピング違反で無効試合に。現在32連勝だ。

　対するクポゴモウはキャリア14勝2敗の戦績を持つ欧州トップのムエタイ戦士。今回がONEデビュー戦だ。

　試合は1R、完全にクポゴモウのペース。長身で手足の長いクポゴモウが精度の高いパンチでテングヌンから2度もダウンを奪う。もう一度ダウンすればTKO負けのテングヌンだったが、辛うじて凌ぐ。

　2Rもクポゴモウも圧勝のペースだったが、クポゴモウの放った左ミドルの蹴り足をテングヌンがキャッチし、そのまま豪快ストレート！

　強烈な一撃を被弾したクポゴモウはダウンすると、カウント内で立ち上がれず、会場が騒然とする大逆転KO劇。テングヌンは連勝記録を33に伸ばした。

　これにはONE代表のチャトリ代表も絶賛。彼にファイトボーナスを与えると、公式SNSで公開されたフィニッシュ映像のコメント欄に、驚き顔の絵文字を送った。

　現在、ONEライト級ムエタイのトップ戦線には、レギン・アーセルが絶対王者として君臨。トップコンテンダーのドミトリー・メンシコフやシンサムット・クリンミーらにKO勝利しており、相手がいない状況だ。

　ここにテングヌンが一気にチャレンジャーとして王者の首を狙うか。ライト級ムエタイを掻き乱す台風の目に期待だ。

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