シェイドゥラエフの盟友が失神KO負け！朝倉未来にも勝利ありか
キルギス強豪カリベクが失神KO負け
12月21日に行われた『PANCRASE 360』（東京・立川ステージガーデン）の［フェザー級タイトルマッチ］では、RIZIN同級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフの練習仲間カリベク・アルジクル・ウール（キルギス）が、衝撃の1R失神KO負け。栁川唯人（K-PLACE）の右ストレートで“バッタリ”倒れ、SNSでは「朝倉未来もいける！」と希望の声で湧いている。
【フォト・動画】シェイドゥラエフ盟友、”バッタリ”失神KO負けの瞬間
カリベクはキルギスで、共に練習するシェイドゥラエフらと並び「五将」に挙げられる強さを誇る。戦績は13勝（6KO・5一本）1敗。
昨年パンクラスに参戦すると、当時バンタム級1位の井村塁をKO。今年7月には階級を上げ、元王者ISAOを右フック一撃で沈めた。さらに11月には平田直樹に一本勝ちし、タイトルに名乗りを上げていた。
対する栁川は同級1位で、2023年ネオブラッド同級優勝の技巧派。戦績は7勝（2KO・3一本）1敗で、試合前は3連勝中。
しかし試合前の下馬評は、“キルギスの脅威”カリベク優勢の声が多かった。
ほぼ同時刻、シェイドゥラエフは公開練習
試合は序盤、カリベクがトップを奪って強烈なパウンドを落とし、栁川を苦しめる。だがスタンドに戻ると流れが一変した。栁川が細かくステップし、カーフを散らしながら距離を測ると、右を打ち抜く。カリベクはその場で崩れ落ちた。
1R2分47秒、右ストレートによるKO。レフェリーが即座に割って入り、栁川がフェザー級のベルトを巻いた。
この“ワンパン逆転”がSNSで波紋を広げている。カリベクは「シェイドゥラエフの練習パートナー」としても注目を集めていた存在だけに、RIZIN大晦日のフェザー級タイトル戦（シェイドゥラエフvs朝倉未来）を控える中で、同じキルギス勢が一撃で沈んだインパクトは小さくない。
ネットでは栁川を称える声とともに「朝倉未来もいける」「朝倉未来も続け！」「未来もシェイドゥラエフにワンチャンある気がしてきた」「キルギス人も人間なんだ」「10日後にもこれが見られるかも」と、下馬評不利とされている朝倉にも勝機があるという声が並ぶ。
一方で「これでシェイドゥラエフの警戒心が高くなっちゃったのでは」「カリベクとシェイドゥラエフではレベルが違う」といった慎重な見方もあった。
栁川は試合後、「みんなが相手勝利を予想していたが、自分を信じていた」とアップセットを喜び、「UFCに行きたい。ショートノーティスでもいい」とUFCへの強い思いも語った。
“朝倉未来不利”が多数だったネットだが、この衝撃勝利で風向きが変わったか。
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