【XSTREAM 1】吉成名高が高速ミドルキック124回で新記録!木村萌那の“もな蹴り”にも会場熱狂
10月25日(日)、東京・ゴールドジム サウス東京アネックスにて、第12回『進化系立ち技アマチュア大会 XSTREAM 1』が開催された。2026年シリーズの締めくくりとなる今大会には総勢312名が参加し、全180試合が行われた。参加者数・試合数ともに大会史上最多を記録した。
最大の見どころとなったのは、名物企画「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」だ。ONEアトム級ムエタイ世界王者・吉成名高(エイワスポーツジム)が、8日前の世界戦でKO防衛を果たした勢いそのままに、約3年ぶりに再挑戦。ゲスト部門の歴代最高記録を更新する124回を達成した。
この記録をめぐり、武尊や大久保琉唯らトップファイターによる“三つ巴”の記録争いにも期待が高まる。
また、K-1の木村萌那(K-1ジム目黒 TEAM TIGER)は、代名詞の“もな蹴り”を披露して会場を大いに沸かせた。前田憲作総合プロデューサーが「もな蹴りの回数を競う競技をしてもいいんじゃないか」と語るなど、新競技誕生の可能性も浮上した。
さらに、選手層の厚いキックボクシング一般男子62.5kg級の王座決定トーナメントや、新種目「エクストリームチャレンジ」の初開催など、見どころが続いた。
今大会のMVPには、「エクストリームチャレンジ」の記念すべき第1試合を制した駒木根稔和(TSK japan)が選出された。
参加者が増え続ける理由について、前田代表は「よく言われるのは、ホーム感があるところ。見に来る人も、いろんな競技があるから飽きないと言ってくれます」と語った。
「挑戦することに挑戦する」というテーマのもと、各世代・各競技のファイターたちが熱戦を繰り広げた第12回大会は、2026年シリーズの集大成にふさわしい、熱気あふれる1日となった。
■ONE世界王者・吉成名高が有言実行!歴代最高の124回を樹立
ONEアトム級ムエタイ世界王者・吉成名高(エイワスポーツジム)が、王者の風格を漂わせながらリングに上がった。
わずか8日前の10月17日、『ONE SAMURAI 4』で鮮烈なTKO勝利を収め、2度目の世界王座防衛と43連勝を達成したばかり。その勢いのまま、約3年ぶりとなるチャレンジに挑んだ。
吉成が前回記録した110回は、その後、大﨑孔稀の120回、そして現K-1 WORLD GPフェザー級王者・大久保琉唯の123回へと、トップファイターたちによって塗り替えられてきた。
試技前、吉成は「1週間前に試合をしたばかりなので、調子も仕上がっていると思います。大久保琉唯選手の123回を超えるのは大変だと思いますが、頑張って最高記録を目指します。ムエタイの蹴りは速くて威力があるので、そこに注目してください」と宣言した。
ゴングが鳴ると、ムエタイ仕込みの速く重いミドルキックを次々と蹴り込んだ。30秒を過ぎたところで思わず「やばい」と叫びながらも、ペースを落とさず蹴り続けた。
結果は124回。大久保の123回を上回り、ゲスト部門の歴代最高記録を更新した。まさに有言実行のリベンジとなった。
試技後、吉成は「試合が終わって風邪をひいていたのですが、それを吹き飛ばすように頑張ろうと思いました」と明かした。
さらに、右手親指を骨折し、ギプスを着けたままでの挑戦だったことも判明。前田代表も「1週間前に試合をして、親指を骨折している中での最高記録。さすがです」と感心しきりだった。
最後は「夢や目標は、ムエタイの面白さを皆さんに伝えることです。これからも応援よろしくお願いいたします」とファンへメッセージを送った。
吉成が更新したゲスト部門の歴代最高記録124回。この記録をめぐり、早くも新たな挑戦者が名乗りを上げている。
前田代表によると、かつて師弟対決を繰り広げた愛弟子・武尊から「先生(前田代表)の大会だから、僕が記録を出さなきゃダメだと思っている。出させてください」と、参戦を希望する連絡が届いているという。
さらに、記録を更新された大久保琉唯も、自身の記録が破られたら再挑戦すると話していたという。前田代表は「最高記録争いは、これからさらに激しくなると思います」と期待を寄せた。
トップファイター3人による“三つ巴”の記録争いが実現すれば、XSTREAM 1はさらなる盛り上がりを見せそうだ。
■パフォーマンス後のコメント(吉成名高)
――チャレンジの感想は?
「ミドルキックチャレンジは、記録が数値として出るので、自分の成長がわかりやすいチャレンジだと思います。以前にも出場しましたが、自分も成長できているなと実感できました。すごくいい場だと思いました」
――30秒の時点で思わず「やばい」と叫んでいたが?
「前回チャレンジさせてもらったことがあったので、1分間の長さは体感していました。今回は初っ端から飛ばそうと思って頑張ったんですが、30秒の時点で、正直心が折れそうになるくらいきつかったです。でも、試合でもそういう場面は必ず来るので、試合と同じように気持ちを強く持って頑張りました」
――試合から1週間ほどで、ケガもある中でのチャレンジだった。コンディションへの影響は?
「試合が終わってホッとしたら、風邪をひいてしまいました」
――次回、またオファーがあったら?
「これ以上記録を更新できる気はしないんですけど(笑)、その時はまた頑張りたいです」
▶次のページは、木村萌那の高速ミドルキックチャレンジ!一般の部も白熱
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