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【ONE】初出場のニューイェンの打撃をさばけず小笠原裕典が3連敗、契約継続に暗雲

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2019/09/06(金)UP

ニューイェン(左)のパンチをさばけずにペースを握られる小笠原

ONE Championship
『ONE:IMMORTAL TRIUMPH』
2019年9月6日(金)ベトナム・ホーチミン市
Photo by ONE Championship

▼第8試合 フライ級ムエタイ 3分3R
○クリス・ニューイェン(27=オーストラリア)
判定3-0
●小笠原裕典(27=クロスポイント吉祥寺)

小笠原(右)は長身から繰り出すミドル・ローで距離を取りたいがニューイェンの前進を止められない

 小笠原は2012年3月のプロデビューから『REBELS』をはじめとした日本のキックボクシングやムエタイのリングで活躍。昨年6月にONE初参戦し、ポルトガルの実力者ルイ・ボテーロにバックスピンエルボーで鮮烈KO勝ちでデビュー戦を飾った。しかしその後昨年9月にはハキム・ハメッシュにKO負け、今年1月にはエリアス・マムーディに判定負けとONE2連敗。4月にはシュートボクシングの笠原弘希にダウンを奪われ判定負けと苦しい展開が続いている。ONE初参戦となるクリス・ニューイェン相手に復活の狼煙を上げることが出来るか。

 ニューイェンの前足に左右のローを集める小笠原。ニューイェンの右ローは丁寧にカットし、ワンツーから右ローのコンビネーションを見せる。しかしニューイェンが左右のフックを打ち込むと頭を振らない小笠原のガードの隙間からヒット。ニューイェンの右が伸びると正面から真っ直ぐもらってしまい、連打を許してしまう。

ガードの隙間から入ってくるニューイェン(左)の左右のフックが小笠原の顔面をとらえる

 頭を左にずらしながら放つニューイェンの右フックを幾度となくもらってしまう小笠原。上背の高い小笠原は下から突き上げてくるニューイェンの首相撲を崩せず、至近距離でも劣勢に立たされる。3Rに入ると小笠原はヒジを多用し逆転を狙う。しかし入り際の縦ヒジを警戒するニューイェンは距離を保ち長距離からのストレートからローを放つ。試合終了間際にニューイェンが離れた位置から飛び込みヒザを打ち込むと、ボディに直撃し小笠原がダウン。効いてしまった小笠原はゆっくりと立ち上がるが、試合再開と同時に終了のゴングが鳴り響いた。

 最後のダウンがダメ押しとなり判定は3-0でニューイェンを支持。小笠原は3連敗を喫し、ONEの契約継続に暗雲が立ち込める結果となった。

※全試合結果はこちら

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