TOP > 試合結果個別

【UFC】リオ五輪銀レスラー・マドセンが無傷の12連勝、TDでピシェルを圧倒する

2022/04/10（日）UP

マドセンが勝利©️UFC

WME-IMG
『UFC 273』
2022年4月10日（日本時間）米国フロリダ州ジャクソンビル
▼ライト級5分3R
●ヴィンス・ピシェル（アメリカ）
判定0-3　※27-30×2、28－29
〇マルク・マドセン（デンマーク）

　リアリティショー「ジ・アルティメット・ファイター」出身のピシェルは14勝2敗。うち8勝をKOしており、2勝が一本勝ち。柔術では茶帯を巻く。
　対するマドセンはレスリングで3回のオリンピック出場を経験し、リオ五輪では銀メダルを獲得した超一流レスラー。戦績は11戦して全勝。UFCでは3連勝している。

　1R、序盤はやや遠い距離で互いにローを蹴り合う。打撃で探り合う展開が続く中、後半になるとマドセンが胴タックルでテイクダウン。しかしピシェルは反転して亀になると、うまく立ち上がる。再びスタンドとなるとマドセンの右フックが当たる。

　2R、スイッチを繰り返しつつ細かくパンチを出していくピシェルに対し、マドセンは大きく踏み込んでパンチを振っていく。マドセンのパンチをさばきつつカーフを蹴っていくピシェルだが、マドセンは組み付いてテイクダウン。ピシェルはまたも上手く逃げつつ立ち上がる。スタンドとなるとピシェルのパンチが連発でヒットする。そして今度はピシェルがタックルでテイクダウン。ケージ際で尻餅をつかせる。

　3R、序盤からパンチの打ち合い、前に出るのはピシェル。近距離でのパンチや飛びヒザも見せるとシングルレッグでケージにマドセンを押し込む。だがマドセンはすぐに切り返すと逆にタックルでテイクダウン。ハーフガードからコツコツとパウンドを落とす。下から三角絞めやアームロックを仕掛けるピシェルだが、マドセンは外して再び抑え込む。ケージ際まで後ずさり何とか立とうとするピシェルは最後に足関節も仕掛けるがマドセンはこれも潰して試合を終えた。

　判定は3－0でマドセン。最終ラウンドを優勢に終えたマドセンが無傷の12連勝を手にした。

●編集部オススメ

・【テレビ・配信】4.10『UFC 273』ヴォルカノフスキーvsチャンソン、スターリングvsヤンのWタイトルマッチ生中継・放送・配信情報