【UFC】“柔術美女”ダーンが再起戦で判定勝利、寝技でトーレスとの接戦を制す
WME-IMG
『UFC 273』
2022年4月10日(日本時間)米国フロリダ州ジャクソンビル
▼女子ストロー級5分3R
〇マッケンジー・ダーン(アメリカ)
判定2-1 ※29-28×2、28-29
●テシア・トーレス(アメリカ)
ダーンは世界柔術選手権で2度の優勝を誇る寝技師で端正な顔立ちでも人気のファイター。柔術ではRIZINにも出場したギャビ・ガルシアを相手に、40㎏以上の体重差がありながら勝利したことがある。MMAでもそのグラウンド技術を発揮し、これまで11勝(2敗)のうち7つが一本勝利。前戦ではマリーナ・ロドリゲスに判定負けを喫している。
対するトーレスはテコンドーの黒帯を巻き、リアリティショー「ジ・アルティメット・ファイター 」出身。現王者のローズ・ナマユナスと1勝1敗の戦績を持ち、現在3連勝中と好調。
1R、いきなりワンツーを振って前に出るのはダーン。トーレスはそこへ右フックを合わせる。それでも詰めていくダーンは距離が詰まると組み付くがテイクダウンは奪えない。距離が離れすとトーレスは間合いを保ちストレートやヒザ関節への蹴りを的確に当てていく。近い距離で戦いたいダーンだがトーレスは蹴りで突き放しさせない。
2R、強いワンツーを振って前に出るダーンにトーレスも打ち返す。ケージ際にで組みになるとダーンは飛びついてクローズドガードで引き込みにかかる。トーレスは立ったまま耐えるがダーンはアームロックを取ってグラウンドへ引き込む。
極めにかかるダーンだがトーレスは腕を抜くことに成功する。さらに下から足関節を狙うダーンはヒザ十字、アンクルロックと変化するがトーレスは自らの脚を組んでディフェンスする。
3Rも前に来るダーン、それをさばきながら打撃を返すトーレスという展開。オクタゴンの中心を取るダーンに対し、トーレスはその周りを回りながらローやサイドキックを出す。
しかしその蹴り足をキャッチしてダーンはシングルレッグ。片足を抱え、もう片足を払ってテイクダウンするダーンだが、トーレスは突き放してすぐ立つ。終盤になるとダーンの動きが落ちるが、トーレスは動き続けて攻撃を出す。最後はテイクダウンを仕掛けたトーレスをダーンが切り返し上を取って終えた。
判定は2-1と割れたがダーンが勝利。2ラウンドにアームロックを極めかけるなどグラウンド技術を発揮して接戦を制した。
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