【DEEP JEWELS】中井りんが圧巻の腕十字一本勝ち、盤石の強さで杉山しずかとの決勝へ
中井（右）が一本勝ちで決勝へ進出した
DEEP事務局
『skyticket Presents DEEP JEWELS 37～フライ級GP 2022 FINAL ROUND～』
2022年5月8日（日）東京・後楽園ホール
▼第1試合 宗明建設presents DEEP JEWELS フライ級 GP 2022 準決勝 5分2R
〇中井りん（修斗道場四国）
一本 2R ※腕十字
●Te-a（AACC）
元パンクラス王者の中井は、前回の3月大会が2年半ぶりの公式試合となった。今トーナメント一回戦では、藤田翔子と対戦して2Rにパウンド連打で貫禄のTKO勝利。16年3月にUFCで判定負けを喫してから、無敗の7連勝で全てKOか一本勝ちとフィニッシュしており、今回のトーナメントで優勝し、再びUFC参戦を目指す。
対する元自衛官ファイター”Te-aは、DEEP JEWELSフライ級（56.7kg）トーナメント一回戦で加賀谷花野（柔術＆MMAアカデミーG-face）と対戦する予定だったが、加賀谷が新型コロナウイルス感染により欠場となり不戦勝。いきなり準決勝で中井と対戦することとなった。
また、この勝者は栗山葵の計量オーバーで不戦勝となった杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）と決勝で対戦することが決まっている。
Te-aを抱え上げる中井
1R、パンチで飛び込むTe-aに、中井が組み付いて金網にTe-aを押し付ける。抱え上げ、マットにたたきつけて上になる中井がマウントポジション。ボディへコツコツパウンドを打ち付ける中井。ブリッジするTe-aだが、中井が上をしっかりとキープする。
Te-aはケージを蹴って逃れんとするが、バックマウントへ移行する中井。足をロックしバックチョークを狙う。Te-aは何とかしのぐが、完全に中井がバックキープ。そこから即座に中井が腕十字、マウントへ移行。そして中井が腕十字を極め、腕が伸びたところでゴング。Te-aはゴングに救われた形となる。
中井の腕十字が極まる瞬間
2R、中井が左ジャブを突く。Te-aは右ローを蹴ると、中井が右ストレート。中井が、片足タックルでテイクダウン、サイドポジションへ。Te-aの肩をヒザで押さえつけて、右の腕十字を狙う中井。Te-aは何とかディフェンスするが、動けない状況が続く。サイドからコツコツパウンドを顔面へ放つ中井。
残り60秒。ボディへパウンドを放つ中井。さらに、中井が即座に腕十字へ移行。Te-aのクラッチを切って、力で伸ばしきる。Te-aは何とかブリッジで耐えたが、伸びきった様子を見たレフェリーが試合を止めた。
中井が圧倒的な実力を見せて、杉山の待つ決勝へ進出した。
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