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【ボクシング】平岡アンディ、国内敵なしの剛腕光る、6回TKO勝利

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2022/06/07(火)UP

平岡アンディがTKO勝利を収めた

 6月7日(火)さいたまスーパーアリーナにて開催される井上尚弥vsノニト・ドネアのアンダーカードで、アジア敵なしを誇るWBOアジアパシフィック スーパーライト級&日本同級2冠王者の平岡アンディ(25=大橋)と日本同級8位・赤岩俊(29=マナベ)の日本タイトルマッチが行われた。

 長身サウスポーで一撃KOの威力を秘めたパンチ力が持ち味で19戦19勝14KOの平岡に対し、王座初挑戦の赤岩は商社に勤めるサラリーマンボクサー。今年3月に日本ランカーを倒してランク入りし、7勝5KOを誇る強打が魅力だ。

 平岡自身が「人生を変える一戦」と語るこの試合、平岡は勝って世界への扉を開くことが出来るかーー。

平岡が連打、レフェリーが試合をストップする瞬間

 ガーナ出身の元アマチュアボクサーの父の手ほどきで4歳からボクシングを始めたという平岡は、横浜高校時代は国体出場経験もある。1ラウンド、サウスポーでリーチの長い平岡が序盤から右ジャブを伸ばすと、赤岩はガードするのが精一杯。そこから平岡が左アッパーをコツンと当てると、赤岩は尻もちを付いてダウン。タイミングが合ったダウンなので、ダメージは見られないが、この後に赤岩は前に出て左フックを繰り出すと平岡はそれには付き合わないとばかりに上体を柔らかく揺らしてヒットさせない。

 2ラウンド、平岡は右ジャブから矢のような真っ直ぐの左ストレート、さらに右フック、左アッパーを放ちながら相手のダメージの蓄積を分析していく。3ラウンド、前に出るのは赤岩。平岡の打ち終わりを狙ってカウンターを狙うが、平岡は相手の出方を警戒しながらコンスタントにパンチを当てていった。

 4ラウンド、ガードを固めながら前に出て左ジャブから突破口を開こうとする赤岩に対し、平岡はリズムに乗ったパンチを繰り出すが、なかなか相手のガードをこじ開けられない。5ラウンド開始から赤岩は構えをサウスポーに変化させると、平岡はやや攻めにくい様子。ガードの上から強いパンチを繰り出す平岡の打ち終わりに、赤岩は右フックをヒット。この試合、初めて赤岩のクリーンヒットだ。このラウンド終了時の公開採点は3者とも50対44で平岡を支持。

 6ラウンド1分過ぎ、平岡の右アッパーがサウスポーで構えるガードの隙を突いて顔面を捕らえると、赤岩がグラリ。余裕のなくなった赤岩が右構えに戻して後退すると、平岡はそのダメージを逃さずに怒涛の連打で攻め込み、赤岩は防戦一方の展開に。6ラウンド11分53秒、平岡の強打に左右に揺れる赤岩を見てたまらずレフェリーが試合をストップした。

 タイトル防衛に成功した平岡は「これだけの大観衆の前で試合ができるのはボクサー冥利に尽きる。少しでも長く試合がやりたいと思って、6ラウンドで決めた。(今後は)強豪と戦っていけば、自分の実力も上がる。世界チャンピオンになりたい」と笑顔で勝利者インタビューに答えた。

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