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【RISE】大﨑一貴が後ろ回し蹴りで衝撃KO！18連勝で念願のISKA世界王者に

2023/04/21（金）UP

大﨑の後ろ回し蹴りがヒット

RISEクリエーション株式会社
『RISE167』
2023年4月21日（金）東京・後楽園ホール
▼セミファイナル第8試合 ISKAオリエンタルルール世界フライ級（-53.5kg）王座決定戦 3分5R
〇大﨑一貴（日本/OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者）
KO 4R 28秒 ※後ろ回し蹴り
●“Weedy”ニコラス・リヴァース（フランス/Fight Center one/RING OUT-54kg級王者）
※大﨑が新王者に

リヴァース（右）は声を上げながらパンチを打つ

　大﨑は20年からRISEに参戦し、同年9月にRISE王座を戴冠、昨年10月の初防衛戦で風音に判定勝利。先月26日の『RISE ELDORADO 2023』ではスペイン新鋭のハビエル・セシーリオを初回KOで撃破。現在17連勝中と絶好調でISKA王座戴冠を狙う。意外にも世界王座には初挑戦で、念願のチャンスと本人は語っている。

【フォト】大﨑の圧巻KO！相手はうつ伏せに倒れる

　対するリヴァースはフランスの強豪。17戦13勝4敗（1KO）の戦績を持ち、昨年6月には『Ring Out challenge 4』でRING OUT-54kg級のタイトルを獲得している。

　オリエンタルルールは通常のRISEルールとは異なり、首相撲が許される。

　1R、リヴァースが声を上げながら、前に出てストレート、ボディ打ちをヒット。大﨑はカウンターの左フック、ボディ打ちで応戦。アッパーを打つリヴァースに対して、左ボディを叩き、圧をかける大﨑。ボディ打ちをまとめ、バックスピンキックを見せる。

ダウンを喫したリヴァース

　2R、大﨑がジャブを突きながら、右ローをヒット。カーフキックも混ぜる大﨑は前蹴りでリヴァースの前進を止める。リヴァースの攻撃をガードで受けた大﨑は、左ボディ打ちで後退させる。ローキックの蹴り合い、リヴァースも左ヒザ蹴りを返すが、大﨑は焦ることなく、右アッパーを近距離で当てる。

　このラウンドが終わり、ジャッジ2者が20-18、1者が19-19のスコアとなる。

　3R、細かいパンチで前に出るリヴァース、大﨑はコツコツ右ローをリターン。リヴァースがパンチ連打で前に出て、ヒザ蹴りまで繋ぐ。大﨑も左右フックから右ロー、リヴァースは左ヒザ。リヴァースの蹴りが大﨑の下腹部に当たり、口頭注意が与えられる。ガードを固める大﨑は、首相撲からのヒザ蹴りを数発ヒット。大﨑は顔面前蹴りをヒットさせる。

ベルトを巻いた大﨑

　このラウンドも三者とも10-9で大﨑を支持する。

　4R、大﨑がバックキック、パンチを見舞うリヴァース。すると、大﨑が狙い澄ました右の後ろ回し蹴りが顔面へクリーンヒット！これがドンピシャで決まり、リヴァースがダウン。大﨑が圧巻のKO勝ちでISKAのベルトを獲得した。

　大﨑はマイクを持つと「本当は早いラウンドで倒すつもりでしたが、世界のベルトは簡単じゃないと思い知らされました。最後本当は狙っていた技は違いましたが、練習してきた技でKO出来たので、このベルトは格闘家人生の中でも大きいベルトになると思います。本当に格闘技を始めて、世界チャンピオンになると決めてやってきたので、凄く嬉しいです。たくさんのサポート、応援が力になっています。7月54kgの世界トーナメントがありますし、RISE世界のベルトも獲りたいのでこれからも強くなり続けて、本当に意味で世界一になれるように頑張ります」と集まったファンへ呼びかけた。

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