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【RISE】志朗、粘るスペイン強豪に接戦勝利!“天心を苦しめた”クマンドーイと準決勝で激突

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2023/07/02(日)UP

志朗がパンチを効かせる

RISEクリエーション
『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 1st Round』
2023年7月2日(日)エディオンアリーナ大阪 第1競技場
▼セミファイナル第13試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament(Aブロック)1回戦 3分3R延長1R
〇志朗(日本/BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●ルベン・セオアネ(スペイン/Muay Sapein)

 志朗はベースはムエタイながら那須川天心と戦うためRISEのリングへ。過去2度、那須川と拳を交えた。昨年12月に鈴木真彦との再戦を制し、今年3月にはディーゼルレック・ウォーワンチャイを右ハイでマットに沈め、念願のRISE世界王座を戴冠。那須川天心に続く、日本人2人目のRISE世界王者となった。

【フォト】志朗とセオアネの激闘!そして準決勝進出の4人が揃う

 対するセオアネは11戦10勝1敗の高戦績を誇るスペイン強豪。日本に参戦経験のあるアクラム・ハミディを下すなど、強豪に勝利してきた21歳だ。

 1R、志朗は右ローを強打、セオアネはボディ打ちを放つ。セオアネがフックを放つと、志朗が右ストレートをガードの隙間に見舞う。志朗がヒザ蹴りの奇襲。前に出ていたセオアネだが、終盤になるに従い下がり出す。終了間際、志朗が左右のボディ打ちをヒットさせた。

 2R、志朗が右ロー2発で先制、セオアネは右ボディフック。志朗はガードをしっかり固めて、ローを多用する。セオアネがパンチを出すと、志朗が右ハイキック。積極的に前に出る志朗は前蹴り、ローでセオアネを削りにかかる。セオアネも手数を落とさず、細かいパンチで攻める。

 3R、セオアネがパンチで飛び込むと、志朗が左フックのカウンター。志朗は右ローを強打。セオアネはパンチをボディへ集める。場内は志朗コール。自ら圧をかける志朗は右ローを多用。それでもセオアネは立ち続け、志朗のパンチを交わす局面も。最後はお互いのパンチが交錯し、志朗が右ヒザ蹴りを突き上げ、終了のゴングが鳴った。

 ジャッジ3者とも志朗を支持。的確なヒットで上回った志朗が判定勝ちで初戦を突破した。

 マイクを持った志朗は「すみませんでした。世界チャンピオンになって初戦でしたが、本当にこんな試合見せてすみませんでした。次はクマンドーイ選手、天心君といい試合したタイ人ですが、しっかり差を見せつけて勝たないと、’’軽量級最強’’になれないと思う。8月は54kgにアジャストした志朗を見せたいです。応援宜しくお願いします」と語った。

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