【新日本キック】重森陽太、ラジャ王座獲得ならず!王者の強烈パンチに苦しむも健闘光る、髙橋亨太はTKO勝利で世界王座獲得
新日本キックボクシング協会
『MAGNUM57』
2023年2月19日(日)東京・後楽園ホール
▼第12試合 スペシャルメインイベントラジャダムナン・スタジアム認定ライト級タイトルマッチ3分5R(延長なし)
〇ジョーム・パランチャイ(Jom Paranchai/タイ/ラジャダムナン・スタジアムライト級王者)
判定3-0 ※三者共に49-48
●重森陽太(伊原道場稲城支部/ラジャダムナン・スタジアムライト級10位、WKBA世界ライト級王者)
※ジョームが王座を防衛
新日本キックのエース・重森がついにラジャダムナン王座に挑む。
重森は”神撃キッカー”の異名を持ち、多彩な蹴り技を武器に、新日本キックで2階級制覇を達成。19年にWKBA世界ライト級王者を獲得し、21年7月にはKNOCK OUT-REDライト級王者に輝くなど快進撃を続けている。現在ラジャダムナン・スタジアム ライト級10位。
相手のジョームは昨年6月に王座を戴冠。強烈な蹴りで前へ前へと出るアグレッシブなファイターで、組んでは多彩なヒジを武器とする19歳だ。
1R、重森はサークリングして関節蹴りを狙う。ジョームは強烈なミドル、さらには飛び上がって落とすヒジを見せ会場を湧かせる。
2R、ジョームはギアを上げ、前へ出てはボディへの右ストレート、レバーブローを入れる。重森は即座にミドル、ハイキックを返し会場を湧かせる。しかし組むとジョームのヒザが突き刺さる。
3R、重森がカウンターのヒジ!ジョームを一瞬グラつかせる。さらには重森得意の前蹴りが入る。しかしジョームは踏み込んではレバー、みぞおちに強烈なボディを打ちまくる。当たる度に会場に”バチン!”という音が響き渡る。重森もパンチにヒザやローを合わせ、その度会場が湧く。
4R、ジョームのパンチの勢いが増す。ボディばかりでなく、オーバーフック、さらにヒジも狙う。重森は前蹴りで突き放し、ミドルを入れるも、ジョームの圧力に威力が落ちてきているようだ。
5R、重森が前蹴りを連打!左ミドルも入れる。王者もボディを出すが、重森のキックの音が多く響き渡る。しかし首相撲で重森がこかされる場面も。最後は両者ゴング前に、天に腕を突き上げてみせた。
判定は3者ともに49-48でジョームに。アグレッシブなパンチで攻めた王者が勝利した。重森のラジャ王座初挑戦は悔しい結果に終わった。
▼第11試合 メインイベントWKBA世界62kg王座決定戦3分5R(延長1有)
〇髙橋亨汰(日本ライト級王者/伊原道場本部)
TKO 2R0分39秒
●ラット(元ルンピニースタジアム フェザー級6位/シッムンチャイ ジム)
連勝を続けるライト級王者・髙橋が、 元ルンピニースタジアム フェザー級6位のラットと世界王座を争う。
1R、様子見気味のラットに、サウスポーの髙橋の左ミドル、左ストレートがよく入る。突如、髙橋が踏み込んで左ボディを入れると、ラットが崩れ落ちダウン!
苦しそうなラットだが、雄叫びを上げ立ち上がる。ラットは死に物狂いでパンチで髙橋を追う、右ヒジがヒットする場面も。
2R、ラットが近づき、右ストレート、右ヒジを狙う。その距離に髙橋も付き合い、踏み込んで左ヒジ!直撃しラットが倒れる。
立ち上がるラットだが、額が深く切れている。ドクターチェックが入り、続行不可能に。
髙橋が見事なヒジで世界王座を手に入れた。
髙橋はマイクで「自分がデビューした時に、新日本を背負っていた江幡睦君と塁君がいて、自分は一番後輩だったんですけど、今は新日本キックを背負える立場になったと思います。ここから絶対外に出て、新日本キック最強、伊原道場最強を証明したいと思います」と熱くコメントした。
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