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【RIZIN】田村潔司、顔面骨折での強行出場

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2016/04/01(金)UP

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鼻骨、頬骨が折れている状態で日本の格闘技界を盛り上げるために強行出場を決意した田村(中央)

 4月17日(日)愛知・日本ガイシホールで開催される『RIZIN.1』に、田村潔司(U-FILE CAMP)が参戦することが1日(金)都内で行われた記者会見で発表された。

 ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)とタッグを組み、桜庭和志(フリー)&所英男(リバーサルジム武蔵小杉)とグラップリング(全ての打撃を禁止した組み技限定ルール)のダブルバウト(タッグマッチ)で対戦することになった田村だが、3月25日の『巌流島』での試合で負傷し、試合直後に病院へ直行。レントゲンを撮った結果、鼻骨と頬骨3カ所を骨折していたことが分かった。

 頬骨の1カ所は完全骨折で医者から手術を勧められ、田村もRIZINへの出場は断念したが、「1~2日経つにつれて自分の不甲斐なさも含め、RIZIN出場の機会をいただいて僕自身そんなに先が長くないですし、お話をいただけるだけでも光栄だと思い、出場することが自分にとってもいいのかなと思い出場に至りました」と、手術を回避して強行出場することを自ら決めたという。

 田村は「怪我を公表するつもりはなかった」と前置きし、「巌流島以前に榊原さんに出場要請をされていまして、巌流島が終わってからと伝えていました。榊原さんと高田さんは今まで総合格闘技を引っ張ってこられた方ですし、特にPRIDE時代はお世話になっていたので」と、出場を決めた理由を語る。

「ずっと安静にしていました。しびれはないです。単純に骨が折れたという状況です」とのことで、練習はまだ再開出来ていない。また、手術をする気はなく、自然に骨が固まるのを待つとのことで、頬の形が変形してしまう可能性もあるが、それも覚悟の上だという。

 榊原信行・RIZIN実行委員長は怪我の状況を聞き、やはり出場交渉を一度は断念したが、「試合の翌々日から話を始めて、怪我の具合も状況も把握した中で、田村さんがぜひやると、RIZINと高田(延彦・RIZIN統括本部長)の想いに答えるべく、日本格闘技のためにやりますと言ってくれました。顔面が折れている、そんな選手を出していいのかと思われるでしょうが、まだ3週間ありますし、試合を決行する決断をしました」と説明した。

 グラップリングマッチで打撃がないとはいえ、顔面を押されたり体重が乗ったりすることもあるので、田村はヘッドギアを着用して試合に臨むことも検討されている。

●編集部オススメ記事
・8年前に一度だけ実現した田村vs桜庭
・3月25日の『巌流島』に出場した田村
・ヴァンダレイ・シウバが桜庭和志&所英男とタッグマッチ対決

 

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