【K-1】迎え撃つ松倉「日菜太戦は喧嘩。死んでも負けたくない」

2017/02/01（水）UP
（最終更新：2017/02/01 22:14）

　2月25日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ～初代ライト級王座決定トーナメント～』。今大会に初参戦するREBELS 70kg級王者・日菜太（クロスポイント吉祥寺）を迎え撃つ、松倉信太郎（TRY HARD GYM）のコメントが主催者を通じて届いた。

　今回、自ら望んで日菜太と戦いたいとK-1運営に直訴したという松倉。その理由を次のように語る。

「日菜太選手がK-1に参戦することになり、『誰でもかかってこい』みたいなスタンスの発言をしていて。もちろん日菜太選手が強いことも分かるし、実績があることも分かります。なので、そういう発言が出てきてもしょうがないなとは思うんですが、それはK-1での実績ではなくて、違う所でやってきたことだと思うんですよ。

　俺はK-1以外で起きたことを認めない訳ではないけれど、そこはあまりよく分かりません。だからああやっていきなり土足で上がってくるようなものの言い方をされるのは、正直、不快でした。-70kgだったら自分がK-1・Krushで1番若いと思うし、若い選手は日菜太選手みたいに外から来た人間と戦う役目もあると思って、日菜太選手と戦わせて欲しいと話をさせてもらいました」

　さらに松倉は自分が思っている正義と日菜太の正義は違う、と主張する。

「日菜太選手はSNSでも、K-1に出場したくてK-1が好きだからこその裏返しかもしれないですが、K-1のことを悪く言ってたこともあるし、実力があるからこそかもしれないけれど、いろいろな団体でも試合をしている。例えばK-1やKrushで戦っている選手は、もし新しい団体が出来たり、盛り上がっている団体があったとしても、安易にそういう団体に出場したいと言わないと思うし、出場したいとも思わないはず。K-1の選手はK-1で輝きたいという強い気持ちで戦っているんですよ。

　でも日菜太選手は、勝手なイメージかもしれないけれど、上を目指して大きい舞台や目立つ舞台に行く気持ちが強いんだろうなと思うし、一貫性がないように見えるんです。そういう部分でもずっとK-1・Krushでやってきた自分と、色んな団体を渡り歩いてきた日菜太選手は相容れない考えだなと思います。もちろん日菜太選手の考えを応援している人も多いと思うし、日菜太選手もそれが正しいと思って、ここまでやってきたと思います。ただ俺が思っている正義と日菜太選手の正義は違うものなので、この試合に勝って俺の正義が正しかったということを証明したいと思っています」

　このイデオロギーの違いからか、松倉は今回の日菜太戦に今までとは違う感覚で臨むという。

「これも勝手な考えかもしれないですが、今回の日菜太選手との対戦は“喧嘩”だと思っています。今回、K-1さんに日菜太選手と戦わせて欲しいと伝えて了承を貰った時点で『松倉任せたぞ！』ってことだと自分では思っています。俺は喧嘩は絶対に負けたくないので…いつもとは感覚が違いますね」

　記者会見でも『刺し違えても勝つ』という過激な発言をした松倉。その根底には、日菜太への怒りがある。

「俺が日菜太選手に負けるというのは、他のK-1・Krushで未来を見て戦っている選手に対しても失礼なことだと思っています。俺の勝手な考えですが、もしかしたら日菜太選手はK-1以外に自分が輝ける団体が出てきたら、その団体に行っちゃうと思うんですよ。でも俺たち、少なくとも俺はそれでもK-1・Krushで戦い続けます。だから………日菜太選手には死んでも負けたくないですね。

　選手として日菜太選手のことを尊敬しているし、凄く強いと思うけれど…格闘技は最後は気持ちだと思います。日菜太選手はミドルキックも強いし、ハイキックも蹴れるし、三日月蹴りも蹴れるけれど、俺は腕が折れても、アバラの骨が折れても、どんなことが起こっても、最後に勝つの俺だと信じています。2月25日は何があっても勝ちます」と不退転の決意を語った。

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