TOP > ニュース 一覧

【K-1】日菜太の打倒アラゾフに佐藤嘉洋が協力

フォロー 友だち追加
2018/02/11(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

K-1 WORLD MAXで実現しなかった幻のカード、日菜太(左)vs佐藤嘉洋(右)がスパーリングで実現した

 3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催の『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K’FESTA.1~』に出場する、初代REBELS 70kg級王者・日菜太(31=クロスポイント吉祥寺)が2月9日(金)都内所属ジムにて公開練習を行った。

 第2代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者チンギス・アラゾフ(24=ベラルーシ)に挑戦する日菜太に、強力な援軍が現れた。かつてK-1 WORLD MAXで魔裟斗らと共に世界の強豪たちと鎬を削ってきた佐藤嘉洋だ。今回、アラゾフ戦を控える日菜太のためにK-1実行委員会が日菜太と佐藤のスパーリングを企画し、両陣営がそれを承諾。プロのリングで対戦することのなかった2人が公開練習という形で拳を交えた。

 スパーリングを終えた佐藤は「現役時代、日菜太とは3回くらい試合をする予定があったんですけど、互いにニアミスがあって、巡り合うことがありませんでした。僕は今のスーパー・ウェルター級(70kg)の日本のトップは日菜太しかいないと思っているので、引退した身の僕がこうして日菜太と肌を合わせられるのは光栄なことです。こういう形でボコられましたけど(笑)、

 1Rやってみて本当に凄いなと心から尊敬しました。今日は軽いスパーだったんですけど、日菜太はベテランになったのに手数が多い。外国人と戦うことを考えた時、日本人の身体能力で一発の強さしかなかったら通用しにくいけど、日菜太の手数の多さは世界と戦っていくうえで必要不可欠なものだと思いました」との感想。

 日菜太は「僕は佐藤さんと試合がしたかったのですが、それは実現しませんでした。でも形は違いますが、佐藤さんと手を合わせることが出来てよかったです。僕はずっと佐藤さんの試合を見ていて、今日スパーリングしてみて、なんで佐藤さんが相手を下がらせることが出来るのか、少しだけ意味が分かりました。佐藤さんは“大きい”というか、大きい圧力で相手を下がらせて、相手はそれに負けちゃうんだなと。今日は1Rだけでしたが、凄く楽しいスパーリングだったので、あと2~3Rはやりたかったです」と、いい経験になったと話す。

 日菜太が「佐藤さんは決して動きが速くないけれど潰してくる圧力がある。こういう圧の掛け方は勉強になった」と言い、佐藤は「僕は選手を育てていないので、現役時代に培った技術やノウハウは惜しみなく教えますよ」と圧力の掛け方を伝授。佐藤の特別講習を受けた日菜太は「アラゾフはひらひら動くので、そこを捕まえるように佐藤さんから教わったことを試してみたい」とアラゾフ攻略のヒントを得たようだ。

 佐藤のアラゾフの印象は「身体能力が凄まじいですね。僕はトーナメント準決勝でジョーダン・ピケオーを失神させたフックの軌道が忘れられなくて、あのパンチで失神させるってどんなパワーを秘めているんだろう? と思うくらいありえない倒し方でした。またオーソドックスとサウスポーを自在にやるし、送り足からの左ストレートも脅威です。あくまで一ファンとしてメディアのみなさんの前で言うとしたら、日菜太は手数が多い選手だから、それでアラゾフの身体能力を潰すために前に出て削っていくしかない」と評する。

 日菜太本人は「相手がアラゾフだからと言って、やることを変えると自分の形が崩れてしまいます。新しいことをやりすぎるのはリスクがあることだから、自分を信じてやるしかない。僕はそうやってここまで来れたし、今回もそうするつもりです。どうやって戦おうか決めてはいませんが、僕らしい試合をしたいと思います。また僕は下馬評が悪い時こそ自分が勝つ可能性があると信じています。今回もK’FESTA.1の特設サイトの勝利者予想が最初は98:2だったんですけど、今は90:10になりました。9:1で僕が勝つと思っている人もいるので、僕は勝ちに行きます」と、下馬評を覆すつもり。

 そして佐藤は「僕も周りから勝てないと言われた試合で勝ってきた時、周りがなんと言おうと自分や会長だけは勝利を信じていました。リングの上で戦うのは選手一人ですが、選手とセコンドが一丸となって周りの雑音をはねのけて、勝利を信じて戦って欲しい。きっとそういう姿にみんな感動すると思います」と日菜太にエールを送る。

 それを受けて日菜太は「「今の言葉を聞いていて、佐藤さんがブアカーオをKOした時の試合を思い出しました。それだけ自分の勝利を信じてやることが大事で、周りが何と言おうと絶対に勝つと信じています。誰も勝てないと思って試合はしない。それだったら試合はしないし、僕はアラゾフに勝てると思っているから試合をする。アラゾフに勝って、ずっと獲れなかったK-1のベルトをしっかり獲る」と宣言した。

●日菜太vs佐藤嘉洋のスパーリング動画

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・王座挑戦が決まった日菜太「13年間をぶつける」

・最後のチャンスに懸ける日菜太「自分がやってきたことを証明する」

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連動画

」をもっと見る

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。


【関連リンク】

TOP > ニュース 一覧