2019/02/15（金）UP
（最終更新：2019/02/15 19:58）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

レオナ（左）と朝久（右）はともにKO宣言

　2月16日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.98』の前日計量＆記者会見が、15日（金）都内にて13：00より行われた。

　セミファイナルで対戦する、レオナ・ペタス（26＝THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS）はリミットちょうどの60.0kg、朝久泰央（21＝朝久道場）は58.4kgでそれぞれ計量をクリアー。両者は2017年4月に対戦し、その時はレオナが1Rにダウンを奪って判定勝ちしている。

新しいマウスピースと言ってレモンを取り出し、口にはめようとして笑いを取った朝久

　レオナは「9月に事故ってしまって、今回は事故もなくたどり着けたので明日が楽しみです」と、昨年9月に安保璃紅との対戦が決まっていたが交通事故に遭って全治1カ月となり、7カ月ぶりの試合へ向けて気合い十分。

　対する朝久も「計量クリアーしてレオナ選手と明日試合が出来ると思うと、自信とやる気にみなぎっています。楽しみです」とリベンジに燃えている様子で、「2年前の敗因は自分の頭蓋骨の硬さが足りなかったのと、マウスピースが合っていなかったのでマウスピースを新調してきました」と言うと半月状に切ったレモンを取り出してマウスピースのようにはめようとし、「明日までにちゃんとしたやつを探してきます」とボケて笑いを誘った。

　レオナは「（朝久は）面白いネタが出来るのは成長している。格闘技的にはバランスもいいし、キッカーだけれどパンチにも最近対応できるようになっている。僕はそんなに変わっていませんが背負うものが出来たのが一番大きい。僕たちはレベルの高い2人なので、3月にタイトルマッチが決まっていますが僕たちの方が強いと思う。レベルの高い、いい試合になると思う。その上で勝てれば良いと思います」と、3月30日の『Krush.99』で決まっているKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチ、王者・島野浩太朗（26＝菅原道場）vs挑戦者・西京佑馬（18＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）よりも、自分たちの方が上だと言い切る。

　さらに「次の大会でタイトルに挑戦する選手（西京）は僕が勝っている選手なので、なんで僕じゃないんだろうって。タイトルマッチの質を落としている。この試合の勝者は次期挑戦者で確定だと言ってもらえたらいいと思う。どうですか？」と、会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーに直訴。

　中村プロデューサーは「確定とこの場では断言できませんが、この試合の勝者が一番挑戦者に近いと誰が見ても思っています。しかしマッチメイクのタイミングがあります。レオナ選手も朝久選手も実力的に見ていつタイトルを獲ってもいい選手なので、ベルトに挑戦するタイミングがあると思います」と明言は避けたが、勝者が次期挑戦者になる可能性は高いとした。

自分の身体を見て「いい感じでキレている」と思ったという朝久

　朝久も「ランキングがないというのはこういうことだと思いました」と次回のタイトルマッチに納得がいっていない様子だったが、「レオナ選手が褒めてくれて、2年前は滑っていたけれど、今回はちょっと受ける場面を作れて成長したと思います。強敵と戦えるので気合いが入っていますし、倒さないといけないと燃えています。誰にも真似できない僕だけの動きで一方的に勝つ。みんながビックリする勝ち方で勝ちます。レモン芸ですでに一本取っていると思うので、この勢いで僕がガンガン攻めて一方的に勝ちます」と、レモンのネタが受けたことに気をよくし、まずは目の前に試合に勝つという。

　レオナは「Krushらしい試合をしたい。倒す試合がKrush。判定までいったら自分が負けだと思っているので、KOで決着をつけます。誰がチャンピオンにふさわしいか分からせる試合だと思うので、それを試合で体現したいと思っています」と、朝久をKOして次こそタイトル挑戦を決定的なものにしたいと意気込んだ。

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