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【NKB】郷野聡寛、宅配便の仕事で体力強化「44歳と思えないような動き見せる」

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2019/04/10(水)UP

総合格闘家ながら、ムエタイ日本代表トーナメントで優勝した郷野

 4月13日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『出陣シリーズ vol.2』から、各団体の現役王者、前王者、トップランカーのミドル級(72.57kg)選手たちによる「PRIMA GOLD杯 NKBミドル級トーナメント」が開幕する。

 主催のNKBを始め、J-NETWORK、新日本キックボクシング協会、MA日本キックボクシング連盟などの団体から8人の選手が出場するが、注目選手はPRIDEを始めメジャーMMA(総合格闘技)で活躍してきた郷野聡寛(44=GRABAKA)だ。

 郷野はサンボを学び、修斗やパンクラスで活躍してきたベテラン総合格闘家。キックボクシングにも挑戦し、全日本キックボクシング連盟ヘビー級王座を始めトーナメント優勝も含めて4つのタイトルを獲得しているという強者だ。

「過去の名前で出ています」と自虐コメントする郷野は、現在「大手宅急便企業の協力会社の社員として」(郷野のブログより)宅配業に携わる多忙な日々。今回の試合は、週2回の練習で臨むという。
 自身のSNSでも23時半頃に「退勤なう。毎日こんな時間まで仕事してんだから練習なんて休みの日以外出来るワケないやんけ…」と投稿している。

2006年大みそかPRIDEで、近藤有己に勝利する郷野(右)

 しかし「始めてみたらこの仕事、ヒザが壊れて全力疾走も長い時間走ることも出来なくなった自分にとって、最高のラントレになる仕事でした。今は来月の試合に向けて、毎日の数百回の短距離ダッシュ効果で得た44歳とは思えないような動きを見せて皆を驚かせたるぞ!」(ブログより)とハードな宅配業が上質のサーキットトレーニングとなっているようだ。

 コメントでは「相手なんてどうでもいい。俺が思い通り動ければ勝てるし、それが出来なかったら負ける、それだけ。まぁ忙しすぎる毎日に怪我なく戻らなきゃならないから、安全運転で戦って勝って帰ります。それくらいかな。夜露死苦」と、完全に自分主体で戦うと宣言。

 郷野は5月26日(日)の『PANCRASE 305』で、近藤有己(43=パンクラスイズム横浜)と実に約13年ぶりに、総合格闘技(MMA)1勝1敗の決着戦の予定も入っている。

 今回の対戦相手、初代&第3代WPMF日本スーパーウェルター級王者・清水武 (31=sbm TVT KICK LAB..)は「郷野は僕との試合を無傷で終われると思って、翌月にも試合を入れているらしいですね。ナメられたままじゃ終われないので、さっさとKOしたい」と、郷野をKOし準決勝へ駒を進めるとした。
 

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●編集部オススメ

・近藤有己と郷野聡寛が13年ぶり決着戦

・団体の垣根を越えた王者クラスが集いミドル級トーナメント開催

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