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【格闘代理戦争】Aブロックは久保優太ファミリーが準決勝進出、新たにピーターアーツチーム出現

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2019/04/28(日)UP

『格闘代理戦争』4th  2ページ目

高橋(左)が手数で上回った

▼Aブロック第3試合
◯高橋享祐(芦澤一家、中堅)
判定3-0  20-19 20-19 20-18
●山口浩太郎(久保ファミリー、中堅)

 1R、山口がサウスポー。高橋が左右のローキックを連打で放つと、山口が飛び込んでの左ストレートを返す。2R、山口が前進して左右のフックで先制すると、高橋が左右のボディを返す。中盤以降はスタミナが切れ始めた山口に、高橋が圧力で押し返して奥足のロー、右ストレートと手数を増やし、終盤にロープに詰めパンチを振るうシーンが目立った。

▼Aブロック第4試合
●高橋享祐(芦澤一家、中堅)
判定3-0 20-18 20-18 20-18
◯此尾昴希(久保ファミリー、大将)

 1R、此尾がサウスポー。高橋の右ローに、此尾が左ジャブや左ハイキックを返す。終盤、此尾が左ジャブから、左ハイ、左ヒザとコンビネーションをまとめ、高橋は体力の消耗が目立ちよろめく。2R、序盤から高橋が右ストレートを狙っていくが、此尾がうまく距離感を支配して当てさせない。此尾はガードを下げ、ワンツー、左ヒザでけん制。此尾は最後まで上手く距離感を保ち、パンチ蹴り共に的確に当てて勝利をつかんだ。

芦澤一家の大将の中澤は、顎の骨を折りながらも懸命に戦った

▼Aブロック第5試合
●中澤誠弥(芦澤一家、大将)
TKO ※顎のダメージによりドクターストップ
◯此尾昴希(久保ファミリー、大将)

 1R、此尾がサウスポー。中澤がジャブを突いて左右のローを連続して放つと、此尾がよく見てワンツー、左ミドルを返す。終盤まで中澤が飛び込んでの右ミドル、左右のローを出し続けた。2R、中澤の右ローに、此尾がカウンターの左ストレート、ハイキックを返す。さらに圧力をかけ続けて右ストレートから、強烈なハイキックまで繋げた。

 判定は三者とも19-19で延長戦となった。しかし、中澤にドクターチェックが入り、顎の骨が折れているということでドクターストップがかかった。この結果により、久保ファミリーが準決勝進出を果たした。

監督としての参戦が決定したピーターアーツ

 監督の久保は「計算通りとはいかず、山口くんで2勝できると思ったが、対戦相手が強かった。大将の此尾君は、僕の師匠の矢口トレーナーが久保優太二世と言っていて、信じていました。芦澤選手のチームは強敵で、これ勝ったら優勝できると思っていた。ただXが誰になるか楽しみです」とコメント。大将の此尾は「いっぱい、いっぱいだったが、次はせめて倒しきれるように練習していきたい」と語った。

 また、“X”としてトーナメントに出場が決まっていた監督はK-1界のレジェンドのピーターアーツに決定した。また1回戦を勝ち上がった久保ファミリーは、準決勝でピーターアーツのチームと対戦する。

 

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