【K-1】久保優太が城戸康裕との激しい延長戦を制しウェルター級王座防衛
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」
2019年3月10日(日) さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
▼第12試合 K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇久保優太(31=K-1ジム五反田チームキングス/王者)
延長R 判定2-1 ※10‐9、9‐10、10‐9
●城戸康裕(36=谷山ジム/挑戦者)
※本戦判定1-0(30‐29、30‐30、30‐30)
久保は2013年にGLORYフェザー級世界トーナメントを制すなど数々のタイトルを獲得し、2017年に新設された初代ウェルター級の王者となる。2018年3月の「K’FESTA.1」ではメルシック・バダザリアンを退けて初防衛を果たした。今回、一年ぶりに迎える試合でベテラン城戸康裕の挑戦を受ける。
城戸は2008年にK-1MAX日本王者になってから、世界の強豪と数々の激戦を繰り広げてきた。ウェルター級に転向後、昨年は海外の強豪相手に3連勝。今回は満を持して久保優太の持つウェルター級王座に挑戦する。
1R、久保はサウスポー、城戸はオーソドックスの構え。まず、城戸がハイキックを仕掛けるが、久保は華麗にスウェーでかわす。お互いミドルキックで牽制しつつ、城戸はサイスポ―にスイッチをしながら間合いを探る。城戸がローを放ち、久保もローを返していく。城戸のミドルが久保のローブローに当たり、一時中断。城戸はオーソドックスに構えを戻し、パンチ、キックを交えてお互いに応酬。
2R、久保がにじり寄りプレッシャーをかけていく。お互いに睨み合って一撃を狙う状態がつづく。久保がワンツーを繰り出すも、城戸はガードして両手を上げノーダメージをアピール。城戸がロー、久保もローを返す。城戸が一瞬で間合いを詰めて右膝を久保のボディに突き刺す。
3R、ローで様子を見る久保はスイッチから右ストレートを放つも、城戸はかわす。久保のハイキックを城戸はガードし、同じくハイキックで反撃。久保はボディへ狙いを切り替え、パンチを振るう。久保が徐々に間合いを詰めていくが、城戸の鋭いジャブで鼻血を出す。ラスト15秒で城戸がラッシュし、終了のゴングが鳴った。判定はドローで延長Rへ突入。
延長Rはお互いサウスポーとなり、久保がじわじわとプレッシャーをかける。城戸がジャブを当て、久保がワンツーを返すも、城戸にかわされる。城戸のすねから出血が見られ一時中断、ドクターチェックが入る。再開後、久保はフックで猛襲、それをよけて城戸はフックで返す。久保のショートパンチで攻めたところ、城戸はカウンターのひざで反撃。クリーンヒットはないものの、久保はパンチで削りにいく。城戸はクリンチワークを駆使し、パンチをいなしながら離れ際にミドルキックを当てに行く。判定は10‐9、9‐10、10‐9で久保の勝利。
激闘の末にタイトルを防衛した久保は「すいません。宣言通り塩試合になってしまいました。3Rには集中力が切れちゃって、城戸選手のベルトに対する執念に押されました。自分はK1では嫌われていると思いますが、一戦ずつ大事にして戦いたいと思います。この後も武尊選手と武居選手のいい試合があるので、最後まで観戦を楽しんでいってください」と、試合後のコメントを結んだ。
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