2020/02/28（金）UP
（最終更新：2020/02/28 12:21）

今回がラストファイトとなるHIRφKI（左）の最後の相手は元王者のtatsu魅（右）

　HIRφKIはラストファイトを決めた理由に「2年前に結婚しまして子供もできて。家庭のことを一番に考え、最後の区切りにしようと思った」と、第2の人生に向け新たなステップを切るためと答えた。

　これまでのキック人生の一番の思い出を「ジムの仲間と練習してきたこと」と実直なHIRφKIらしい回答。「試合に勝ったら嬉しくてまたやりたい、負けたら悔しくてまたやりたい、という気持ちでやってきた」と、溢れるキックボクシング愛に支えられてきたことを明かした。

　ラストファイトの相手となるtatsu魅について「ジワジワ距離を詰めてきて、強い攻撃を仕掛けてくる」と分析。最後の対戦相手に選んだ理由を「僕は3回タイトル挑戦に失敗していて、王者というものに未練がある。選手として素晴らしい元王者のtatsu魅選手にお願いした」と、最後の区切りにふさわしい相手であると語った。

　今後の目標を「家族を一番に考えて守っていきたい」と語ったHIRφKI。「キック人生の全てをかけて戦います！」とラストファイトに向け全てを出し切る構えだ。

NKBの王座に三度挑戦したHIRφKI（右）のハイキック

　対するtatsu魅は元NJKFフェザー級王者。昨年の10月の大阪大会ではINNOVATION王者の久井淳平を下し、その実力の健在ぶりをアピールした。

　HIRφKIのラストファイトの相手に選ばれたことについて「僕がルーキーの頃からトップランカーとして活躍していた。タイに練習に行ったら、HIRφKI選手が3か月住み込んで試合もしていたのに行き違いだった。今回オファーをいただき縁を感じています」と、つながりのある相手だったことを告白した。

　tatsu魅自身も、デビューからすでに10年以上のベテラン。「僕自身そう長くない」とも感じる中、最後の戦いに臨むHIRφKIを「最後なので気合入れて向かってくると思うので、リスペクトを持って倒したい」と真っ向勝負の構え。「HIRφKI選手、後悔の無いよう本気で打ち合いましょう！」と最後の戦いにふさわしい熱戦を呼びかけた。

☆3.1『HOOST CUP KINGS KYOTO6』イベント情報、対戦カードはこちら