2020/10/09（金）UP
（最終更新：2020/10/10 01:48）

テニスでダブルスを組む阿部兄妹©JOC

　2020年10月10日（土）に配信予定の、アスリートがゲームを通じて対戦するチャリティーマッチ『ドリームチャリティーバトル2020』の全対戦カードが発表された。

　これは日本オリンピック委員会（JOC）が主催し、東京2020オリンピック公式ビデオゲームを用いた慈善イベント。
　新型コロナウイルスの影響で多くのスポーツ活動やイベントが制限される中、今できることとして、アスリート自身の企画によるもの。来年に実施予定の東京五輪へ想いを馳せ、スポーツの楽しみと喜びをファンの方々と分かち合いたいとの趣旨だとしている。

ドリームチャリティーバトル2020　©JOC

　既に対戦カードとして、柔道では阿部一二三vs阿部詩の、夢の“兄妹対決”。さらには、シドニー五輪柔道100kg級金メダリスト・井上康生と同五輪柔道100kg超級銀メダリスト・篠原信一という、柔道界のレジェンド対戦等が発表されていた。

　今回、各競技あわせて全10試合のカードが発表された。第5試合ではテニスで阿部一二三、阿部詩がダブルスを組み、2人組の音楽ユニット”YOASOBI”と対戦。柔道では対決した阿部兄妹が、テニスではどんなチームワークをみせるのか注目だ。

ボクシングゲームで対戦する松岡修造（左）と瀬立モニカ©アフロスポーツ/JOC

　第7試合のボクシングでは、日本テニス協会の理事も務める松岡修造が参戦。パラカヌー日本代表の瀬立モニカと対戦する。様々な競技のアスリートたちが集うまさに一夜限りのドリームイベントとなりそうだ。

　また、同イベントでは子供達や次世代アスリートへの支援を目的とした慈善オークションや、コロナ禍の影響により、限られた環境で練習に取り組むアスリートへの支援にもつながる寄付なども企画されている。

柔道レジェンド対決を行う井上康生（左）と篠原信一（右）、解説は山下会長（中央）©JOC

山下泰裕JOC会長コメント
（第3試合の井上康生vs篠原信一の柔道対決の解説を担当）
「私はほとんどテレビゲームをやったことがなかったものですから、最初ここに来るまではどうなるのかなぁ、とハラハラドキドキしましたけれども、来て、闘いを見て、解説して、非常に楽しくなりました。それから、非常にうまく会場の雰囲気をとらえていて、臨場感あふれる雰囲気、来年の大会、オリンピックもパラリンピックもこういう雰囲気の中で素晴らしい闘いが展開される、そう強く感じた。多くの人が今回の企画に関心をもってもらって、大会に向けて機運を盛り上がる、そのことを願っています。」

『アスリートによるバーチャル頂上決定戦ドリームチャリティーバトル2020〜東京2020オリンピック The Official Video Game チャリティーマッチ〜』

配信日時：2020年10月10日（土）20:20〜22:00（予定）＊ストリーミング配信（動画は2021年10月10日まで公開予定）
配信方法：JOC公式チャンネル（YouTubeほか）
イベント公式サイト：https://www.joc.or.jp/games/olympic/tokyo/officialvideogame/