【RIZIN】朝倉未来、大晦日は「狂気的になる」対する弥益ドミネーター「喧嘩する」

2020/12/10（木）UP
（最終更新：2020/12/10 18:28）

　12月31日（木）さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の第3弾カード発表会見が10日（木）都内で行われた。

　朝倉未来（トライフォース赤坂）の11月大会に続く連続出場が決定。第9代DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志（team SOS）と対戦する。

　朝倉はTHE OUTSIDER二階級制覇王者の看板を引っさげプロ転向。18年8月にRIZIN初参戦。以来7連勝負け無しの快進撃を見せ、名実ともにRIZINの顔としての立場を確立していた。

　先月11月の『RIZIN.25』では、初代RIZINフェザー級王座決定戦に挑戦。修斗フェザー級王者・斎藤裕と王座を争ったが、斎藤のアグレッシブさに押されRIZIN初黒星を喫し王座を逃した。今回は再起戦であると同時にフェザー級王座奪取への第一歩となる。

　朝倉は大晦日への参戦にあたり「11月判定負けをして大晦日なんで、格闘技を盛り上げるために参戦することにした。（相手は）DEEPの（前）チャンピオンだと思いますが、誰が相手でもすぐに倒す試合をしたい」と意気込んだ。

　前回11月の『RIZIN.25』から1ヶ月と10日ほどの連続参戦。前戦で拳を痛めたという朝倉だが「手はちょっと痛むくらいで、試合はできると思う」と、コンディションは問題なしとコメントした。

　フェザー級の第一線で活躍し、文字通りRIZINをけん引してきた朝倉が前回敗戦。その試合の反省点を振り返ると「一番大きな所は精神的な部分。保守的になっていた部分が少なからずあった。今は挑戦者的な思考に変われた。昔に戻ってというか、狂気的な朝倉未来を見せたい」と、前回とはひと味違う朝倉未来を見せると宣言した。

　対する弥益は会社員との二足のわらじを履きながらプロMMAに参戦。極めの強さを武器とし、18年6月には芦田崇宏をアームロックで撃破。再戦となる同年10月にはフルマークの判定勝利を収め、第9代DEEPフェザー級王座を戴冠した。その芦田戦2試合を含め7連勝と絶好調だったが、今年9月に牛久絢太郎との接戦を落とし王座陥落。朝倉同様、この一戦に再起をかける。

　弥益は「みんなが目指している舞台に立つ資格があるとは思っていません。朝倉選手が復帰戦。絶対落とせない試合で自分みたいな格闘技を習っているだけの会社員を選んだという、すばらしいリスクマネジメントの結果ここに座っています。できるだけ頑張りたいと思います」と、ビジネスマンらしい視点から皮肉も交えコメントした。

　弥益自身が言うとおり、今回の試合は朝倉の再起戦として注目される要素が大きな試合であろう。その扱いに対し弥益は「（9月DEEPでの）タイトルマッチに負けているので、誰とやりたいどこでやりたいといえる資格はない。いただける中で最上級のオファーをいただきました。会社員として働きながら格闘技をやってきたことに誇りを持っているので、そこを汚さないように、挑戦の気持ちをもって受けました」と、前向きな姿勢を強くアピールした。

　朝倉の印象を問われると「斎藤（裕）チャンピオンに負けて幻想は崩れたけど、単純に強い選手であることが浮き彫りになった」と、一選手として高く評価。「全力で応えて早い段階で喧嘩したい。KOで勝ちにいきます」と真っ向勝負を挑む構えを見せた。

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