【RIZIN】榊原代表、RENA参戦消滅の苦渋の判断も、女子格“新星”誕生に意欲
12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の対戦カード発表記者会見が12月21日(月)都内にて行われ、会見終了後にRIZIN CEOの榊原信行氏が、囲み取材に応じた。
大晦日にオファーを出すとしていた、シュートボクシング世界女子フライ級王者・RENA(29=シーザージム)の参戦が取りやめになったという。
RIZIN立ち上げから2年目というその団体の真価を問われた2016年の大晦日大会、その時の試合で瞬間最高視聴率(10.9%)を取ったのはRENAだった(海外強豪ハンナ・タイソン(ポーランド)を三日月蹴りでKO)。その後も、RENAは数多くの名勝負をお茶の間に届けており、大晦日に欠かせない存在であった。
「彼女も、最終的に引退に向けてのカウントダウンに入っている中で、外国勢が入ってこないところ。(RENAが)戦いたい相手を含めて『国内でこの選手とはどうか』というマッチアップができなかった。今回は致し方ないかなというところ」と、断念の経緯を明かした。
残り数試合での現役引退を公言し、過去の大晦日大会で瞬間最高視聴率を取ったことのあるRENAの参戦が流れてしまったのは、今年の大晦日は“この5年間で最高のマッチメイク”と強く力を込めた榊原代表にとって、苦渋の判断だったのは容易に想像できる。
その一方で、榊原代表はこれまで発表済みのものと含め1、2試合の追加カードを考えており、ここ数日のうちに確定させるとしている。
その候補になるのは、将来の女子格闘技を背負っていく若いファイターたちの参戦だ。「数試合の中で、女子格闘技の未来を担うような『場違いじゃないの』って思われるかもしれないけど、数年後浅倉カンナがそうであったように、時代を引っ張っていってくれる機会になればいいなと思う」と、RIZINの女子トーナメントを優勝し、人気選手となった浅倉カンナに次ぐ選手を輩出するきっかけ作りを見据える。
さらに、榊原代表は視聴率へのこだわりも見せる。「あらゆる話題を作り、6年目の大晦日に地上波でしっかりとした数字が取りたい。対世間の人からどう評価されているのか。(カード)最後まで悪あがきしたいです。視聴率がコンマ数パーセントでも上がることを狙っていく」と最後まで、世間と勝負したカードを組んでいきたいとした。
やはり、残りのカードで気になるのは、那須川天心(22=TARGET/Cygames)の対戦相手だ。「国内外の対戦相手を含めた調整に手間取っている。ファンの皆さんには待っていただいている声も大きかったので、早めに組んで行けるといい。ただ、コロナの問題もあって、外国人選手になるかもしれないし、候補の選手は待機をさせたりしてる。その中で、日本人選手も含めて、もう一工夫したいところですね」と、大晦日まで最終選考を行うとしている。
☆12.31 RIZIN スケジュール、チケット対戦カードはこちら
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