【RIZIN】大晦日に五味隆典vs皇治、“五味ワールド”炸裂に「五味ちゃん、酔っ払ってるんか」(皇治)
12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』。その追加カード発表会見が21日、都内で行われ、スペシャルエキシビションマッチ(RIZINスタンディングバウト特別ルール3分3R)の五味隆典(42=イーストリンカンラスカルジム)vs皇治(31=TEAM ONE)が発表された。
日本の総合格闘技の一時代を築き上げたレジェンドの五味は、RIZINのリングには2018年7月の『RIZIN.11』のメルビン・ギラード(米国)で1R 2分33秒でKOして以来2年5ヶ月ぶり。
一方の皇治は、今年9月27日に『RIZIN.24』でRIZIN初参戦し、メインイベントで那須川天心と対戦し判定負けした。11月21日には『RIZIN.25』のリングに上がり、大晦日の対戦相手としてボブ・サップやチェ・ホンマンらの名前を出し無差別級試合のマッチメイクを提案したり、その後のツイッターのやりとりで、亀田興毅との特別ルール対決にも興味を示していた。
今回の対戦は急遽の決定。現在決まっているルール内容は、パンチとバックハンドの攻撃あり(蹴りはなし)、3分3ラウンドの判定なしの“エキシビションマッチ”だが、KO・TKO有りの全力で殴り合う真剣勝負になるという。現在、五味が皇治と10kg以上の体重差があるため、体重差に応じてのグローブハンデなどの最終調整は行うと、榊原代表が説明する。
多くのファンが待ち望んだ激闘必至の“火の玉ボーイ”五味の参戦だが、五味は冒頭から「えー、うーん、なんて言っていいのかな。コロナの中で今できる範囲のことをやる。まぁ、エキシなんですよ。40代でできる最高の動きと若い子に混じって汗をかく。若い子の邪魔にならないようにやろうと思う。勝負論はほとんどないが、コロナの中でお客さんを少しでも喜ばせたい」と、なんとも肩透かしな発言。
対戦相手に何か必ず仕掛ける皇治が、五味の印象を「当時凄かった。昔はね。今も現役と聞いたけど、なんか元気ないみたい。昔は火の玉ボーイやったが、今は金玉ボーイ。ボーイって言うのもおかしいから金玉おじさん。金玉おじさんが、“大晦日は倒さないと”といつも言ってたんで、俺も金玉おじさんを全力で倒す」と、会場が静まるほどの挑発。
皇治と対戦した多くの選手がこの“挑発”に感情的になってきたが、当の五味はどこ吹く風な様子。現在、10kg以上違う二人の体重差を埋めるため、減量を行っていると話し「減量すると元気がなくなっちゃう。なんで俺だけ減量してんのかなぁ」とぼやき。
すると、皇治が「年なんで減量しなくてもええよ」と返すと「体重差があるから、(皇治が)ヘッドギアをしてワンサイズ違うグローブでもいい。後で何か言われても嫌だから」といい、皇治が「ならかっこいいヘッドギアかヘルメットをかぶりたい」とうそぶくと「どうぞ、どうぞ」と、飄々と返した。
五味は、さらに今回の試合を受けた理由を話すが、そこから来年2月に日本での試合が決定したフロイド・メイウェザー戦への興味を話すほどの長い独演会。これには皇治が「五味ちゃん、酔っ払ってるかと思って」と突っ込むと、「その(突っかかる)エネルギーを試合に出そう」と一蹴した。
格闘技界のレジェンドに対し、かなりの挑発発言を繰り返した皇治に、偉ぶることなく昔と変わらない唯我独尊をいく五味、最初の“対峙”は平行線。唯一噛み合った二人の言葉「全力で倒しにいく」が、10日後の大晦日のリングで見られるのか、期待される。
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