【RIZIN】那須川天心、今回のテーマは”次元上昇”「アニメ『AKIRA』のような存在に」
12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の[RIZINキックボクシングルール:3分3R ※肘無し]で対戦する那須川天心(22=TARGET/Cygames)とクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ/ペットジャルーンウィット)が29日、試合前インタビューに答えた。
那須川は今回のRIZINで今年4戦目。今年はRISEで2戦2KO、RIZINでは皇治と戦って圧勝の判定勝ちを収めている。
対するクマンドーイは9歳よりムエタイを始め、ここまでに150戦を経験し、2014年にオムノーイスタジアムでフライ級王座を獲得、2018年にはWBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座を3-0(50-47)のフルマークの判定勝利で獲得している(現在は11位)。
クマンドーイについて那須川は
「全体的にバランスも良いですけど、蹴りもパンチも一発一発に重みがある。攻撃力があって、思い切りはあるし、タフだなあという印象」と評価。
さらに「当たったら倒れるパンチかな。変なタイミングで倒せることもあって、当て感があってタイミングもうまい」と倒せる選手だとも。
那須川が今まで戦ったタイ人と比べて「スピードはありそうだなと感じました。体格でいったらスアキムのほうが大きかったと思いますが、スピードだったり、殺傷能力だったり、タイ人の中でもだいぶ強いほうかな」と強敵と認める。
毎年気になるRIZIN大晦日のTVの視聴率については「自信はまあまあありますよ。視聴率を上げるため、自分を知ってもらうためメディアの活動をしてきたわけですから」と、メディア露出やYouTube活動の成果を見せる。
続けて「毎年毎年大晦日に出させてもらって、大晦日を那須川天心で過ごすっていう人はけっこういると思います。那須川を見ずに、年は越せない。そういう人たちのためにも、一年やってきたことを出さないととも思います」と、年越しの象徴になると意気込む。
また「今年は本当に1年間コロナ一色だった。その時代の中でも、動いてきたことを見せたいし、この状況でも試合は開催されるしちゃんと勝つということを、とくに子どもたちには迫力がある、元気な試合を見せたい」と困難の中でも戦い続ける姿を見てほしいと言う。
今回のテーマを尋ねられ「次元上昇」と答える那須川。「ここ1年で動きだったり、自分自身も変わってきたと思う。選手たちの中でも『やっぱり次元が違うんだな』と比べられないくらいの差をつける試合をしたい」と語る。
次元上昇の意味は「たとえば現代にはあまりいない、たとえばアニメとかでの、革命児のようなもの。何かを起こす人ってみんなから批判されたりバカにされたりすると思うんですけど、それをやり続けちゃう」と、現実離れしたヒーローを目指すと言う。
具体的には「アニメだと、『AKIRA』を何回も何回も見ています。何年も前の作品ですが、あれは文化でありカルチャー。その時代に考えられない、有り得ないと思われていたことが実際に表現されている。AKIRAという存在自体カッコイイと思います」と、80年代に世界を震撼させた伝説的アニメそのものに憧れる。
最後に、緑色に染めた髪について「はじめて緑色にしたんですけど、これは、(最年少グラミー賞・四冠の)ビリー・アイリッシュを意識したもの。世界基準だなと。似合わないしやめたほうがいいとも言われるけど、自分が似合っていればいいと思うので」と型破りな天才の道を突き進むとアピールした。
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