【RIZIN】那須川天心の相手、ラジャダムナン1位クマンドーイの実力とは
12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.26』の那須川天心(22=TARGET/Cygames)の相手が昨夜クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)と発表された。
日本に初お目見えのクマンドーイ。その実績を紹介したい。
クマンドーイは現在ムエタイの2大殿堂ラジャダムナンスタジナムのバンタム級(-53.524 Kg)で1位にランクされる強豪。このランキングは今年2月に決定されたものであるが、その後、同級王者サオトーに3月に圧勝し、サオトーの11連勝目をストップ、8月の再戦でも勝利していることから王者の実力を十分に持つ。サオトーの王座には昨年10月に江幡睦(弟・塁は昨年大晦日に那須川と対戦)が挑戦したが、王者がドロー防衛している。
このサオトーの双子の兄、サオエークは弟より1階級上のラジャダムナンスタジアムのスーパーバンタム級王者。昨年11月にWPMF世界スーパーバンタム級王者の小笠原瑛作を2RハイキックでKO勝利しているが、クマンドーイは今年11月にサオエークと対戦。
ダウンを奪うも、4Rに肘によるカットでドクターストップ負け。クマンドーイ側は「ここでどうして止めるんだ」と抗議。勝利は目前だった。
クマンドーイは9歳よりムエタイを始め、ここまでに150戦を経験し、2014年にオムノーイスタジアムでフライ級王座を獲得、2018年にはWBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座を3-0(50-47)のフルマークの判定勝利で獲得している(現在は11位)。
RIZINの発表では約2年前には那須川と激闘を繰り広げたロッタン・ジットムアンノンにもタイ・チャイヤプーム県で試合をし、判定勝利を収めているとある。ロッタンに勝利は公式記録では見つからなかったが、非公式の試合で勝利しているのかもしれない。いずれにしろ、クマンドーイの強さならロッタンに勝っていてもおかしくはないだろう。
今回のルールはムエタイルールとは違う肘無し、首相撲なしのルール。これにクマンドーイはどれだけ対応できるか。
那須川は今回のRIZINで今年4戦目。今年はRISEで2戦2KO、RIZINでは皇治と戦って圧勝の判定勝ちを収めている。那須川とクマンドーイの身長は165cmと同じ。
RIZINの榊原代表は「クマンドーイは既に来日し、現在待機期間中です。 本気で天心の首を狙いに来ていますよ」とツイッターで発言。
クマンドーイは主催者を通じ「日本で試合をして天心と試合したロッタン(・ジットムアンノン) みたいに有名になって、沢山ファイト マネーを稼ぎたいと思います!」と意気込む。果たして強すぎる那須川をどこまで追い詰めることができるか。
▶︎次のページはクマンドーイの衝撃KO動画(16年6月6日 ラジャダムナンスタジアム)
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