2021/03/16（火）UP
（最終更新：2021/03/16 18:20）

絶対王者・ウスマンvsBMF王者マスヴィダルの再戦は有観客に

　UFC代表のダナ・ホワイト氏は3月16日（日本時間）ツイッターに「WE ARE BACK!!!!!!」と書かれた動画を投稿。
　4月24日の『UFC 261』を収容人数制限の無い有観客イベントとして、フロリダ州ジャクソンビル市の退役軍人記念アリーナにて開催することを発表した。

　ホワイト氏は動画で「このイベントは、15,000人収容の会場で人数制限無しのフルキャパシティで開催され、近日中にチケットが販売される予定だ」と笑顔で語った。

　『UFC 261』のメインイベントは、ウェルター級チャンピオンでUFC無敗のカマル・ウスマン（ナイジェリア）が、ホルヘ・マスヴィダル（アメリカ）と再戦にしてタイトルマッチ。
　コメインでは、女子フライ級チャンピオンのヴァレンティーナ・シェフチェンコ（キルギス）が、ジェシカ・アンドラーデ（ブラジル）との防衛戦が行わる。
　また女子ストロー級タイトルマッチとして、東アジア初のUFC王者ジャン・ウェイリー（中国）が、前チャンピオンのローズ・ナマユナス（アメリカ）を迎える。

ウスマンがマスヴィダルをパンチで追い詰めるド迫力写真＝昨年7月@ufcより

　UFCナンバーシリーズでの1万5千人規模の有観客イベントは、昨年3月7日の『UFC248』以来となる。

　新型コロナウイルスの流行が始まってから、UFCは最初の無観客試合を昨年5月に、ここフロリダ州ジャクソンビル市の同アリーナにて行うことが出来た。これはフロリダ州が昨年4月、コロナ禍の中プロスポーツ全般を”必要なサービス”と認定したことによリ実現したものだ。フロリダ州は他の州に先駆けてコロナに関して緩和していく方向にある。
　
　今回UFCが有観客試合としてこの場所に戻ってくることになったのは、昨月から今月に入り、フロリダ州が新型コロナウイルスによる規制の多くを緩和したことによる。

　フロリダ保健庁の発表によると、州全体の新規感染者数は、直近の平日である3月12日（金）は5130人。なお１ヶ月前の2月12日（金は）7065人で、2000人ほどの減少。

　しかし死亡者数においては、2月12日は134人だったのが、3月12日には何と2人に減少。さらに3月13、14日は1人ずつと劇的に減少している。

　フロリダでは、昨年末から段階的にワクチン接種範囲を広げており、摂取場所には長蛇の列ができるほどだ。重症化を抑える効果が出てきたと見るべきか。フロリダのみならず、アメリカ全土でもより多くの人がワクチン接種ができるように体制を敷いている。

　ジャクソンビルの市長もツイッターで「私たちは、フロリダ州が世界的に有名なスポーツイベントを安全に開催できる場所であることを、これからも示していきたいと思います。ジャクソンビルにお帰りなさい、UFC。頑張ろう、ダナ・ホワイト」とバックアップの姿勢を示している。

　またフロリダ州タンパ市では、『UFC 261』に先がける4月10日、11日にWWEレッスルマニアが開催予定。キャパシティ6万人の会場に75％の4万5千人を収容する計画を進めている。

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