2021/05/14（金）UP
（最終更新：2021/06/01 17:52）

スーパーライト級王者・山田洸誓（左）が北野克樹（右）と“リベンジ”防衛戦へ©️RISE

　6月18日（金）東京・後楽園ホールにて開催される『RISE150』の対戦カードが発表された。
　スーパーライト級(-65kg)王者の山田洸誓（27=正道会館KCIEL）が、挑戦者で同級1位の北野克樹（24=誠至会）と2度目の防衛戦に挑む。

　山田は正道会館仕込みの強烈な打撃でダウンを量産。昨年9月に強打者・山口侑馬を下し、RISEスーパーライト級王座を獲得した。その山口戦を含めデビュー以来11連勝（7KO）と快進撃を続けていたが、昨年11月のノンタイトル戦で、今回対戦となる北野の多彩な足技を攻略できず、まさかの初黒星。

前戦、王者・山田にヒザ蹴りを見舞う北野（右）

　今年1月に日本四冠王・実方拓海を判定で下し初防衛に成功すると、試合後の勝利者コメントで北野へのリベンジ戦を要求していた。

　対する北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。昨年9月にはNJKFのリングで大ベテラン・健太と対戦し、健太有利の下馬評の中、足技を駆使した戦いで見事判定勝利。その勢いのまま、11月に山田を延長判定の末に破った。
　果たして、山田のリベンジ＆2度目の防衛成功となるか、それとも、北野の王座戴冠となるか。

“グリーンモンスター”緑川創（左）が琉球空手の宮城寛克（右）と激突！©️RISE

　また、ミドル級ベテランの緑川創（34=RIKIX）が再びRISEに参戦。元TENKAICHIウェルター級＆ミドル級王者の宮城寛克（29=赤雲會）と激突する。

　緑川は新日本キックボクシング協会の重量級エースとして長く君臨。14年2月にはあのアンディ・サワーからも勝利を収めるなど国内外の強豪と激闘を繰り広げた。
　昨年7月にRISEに初参戦し、RISEウェルター級王者・ベイノアに二度のダウンを奪い完勝したが、10月にシュートボクシングのエースの海人に、12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者の憂也に連敗した。しかし、今年初戦となる2月の「NO KICK NO LIFE」で高木覚清に判定勝ちを収め、連敗をストップさせた。

敗れはしたものの、海人に強烈なパンチを振るう緑川

　対する宮城は琉球空手をバックボーンに持つ実力者。昨年7月に中村寛に判定勝利、10月にベイノアにKO負けしたが、今年4月に元ZST王者の森興二にKO勝利を収め、勢いに乗っている。
　一撃必殺の武器を持つ両者の激突はどのような結末となるのか。

　そのほか、バンタム級マッチでDEEP☆KICK 55kg王者の拳剛（26=誠剛館）が、MA日本スーパーバンタム王者の戸井田大輝（試合時26＝戸井田ジム）と対戦。スーパーフェザー級マッチで、DBSとKROSS×OVERのスーパーフェザー級の2冠王者の石月祐作（29=KAGAYAKI）が5連勝目を狙い、RISE初参戦となるINNOVATIONスーパーフェザー級王者の櫻井健（40=Hard Worker）と対戦する。

＜決定対戦カード＞
▼RISEスーパーライト級（-65kg）タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
山田洸誓（王者/正道会館KCIEL）
vs
北野克樹（挑戦者/誠至会／同級1位、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者）

▼ミドル級（-70kg） 3分3R延長1R
緑川創（RIKIX／同級2位、元WKBA世界スーパーウェルター級王者、第8代日本ウェルター級王者）
vs
宮城寛克（赤雲會／同級6位、TENKAICHI元ウェルター級＆ミドル級王者）

▼バンタム級（-55kg） 3分3R延長1R
拳剛（誠剛館／同級3位、DEEP☆KICK 55kg王者）
vs
戸井田大輝（戸井田ジム／MA日本スーパーバンタム王者）

▼スーパーフェザー級（-60kg） 3分3R延長1R
石月祐作（KAGAYAKI／同級4位、DBSスーパーフェザー級王者、KROSS×OVERスーパーフェザー級王者）
vs
櫻井健（Hard Worker／INNOVATIONスーパーフェザー級王者）