【ボクシング】ドネアが野獣のような叫び顔で計量パス、王者ウバーリと共に井上尚弥との統一戦目指し明日決戦

2021/05/29（土）UP
（最終更新：2021/05/29 12:58）

　5月29日（日本時間30日＝米国ロサンゼルス）［WBC世界バンタム級（-53.52kg）タイトルマッチ］を明日に控え、28日（日本時間29日早朝）に前日計量が行われ、王者ノルディーヌ・ウバーリ（34＝フランス）と元世界5階級制覇王者でWBC同級1位ノニト・ドネア（38=フィリピン）がともに117.6ポンド＝53.34kgで一発パスした。

▶︎ウバーリの今回のマッスル度！ WBCベルトデザインのマスクで計量パス

　ウバーリはWBCのベルトのデザインをあしらったマスクをつけ静かに計量をパスしマッスルポーズ、対するドネアはマスクをつけずに登場。パスした瞬間、野獣が吠えるような表情でマッスルポーズを決めた。
　そしてマスクを外したウバーリはドネアと共に約15秒のフェイスオフを済ませあとは明日のリングを待つのみとなった。

　両者は2019年11月にさいたまスーパーアリーナで試合をして以来、1年半ぶりの試合。二人とも井上兄弟との試合だった。ドネアは井上尚弥に敗れWBAスーパー王座から陥落し、ウバーリは井上の弟・拓真を破りWBC王座を防衛した。両者ともこれに勝ち同級2団体王者の井上尚弥（28=大橋）との統一戦を目指している。

　本日29日正午の英大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」を確認すると、ウバーリ1.33vsドネア3.30とウバーリが優勢で数日前とほぼ変わらず。これが試合直前までどう変化するか。

　井上尚弥を眼窩底骨折に追い込んだドネア得意の左フックが炸裂するのか。ウバーリも井上拓真をアグレッシブに攻め、4Rで左フックでダウンを奪っている。

　ちなみにここ5戦の戦績はウバーリは5勝（3KO）、ドネア3勝（1KO）2敗。この負けは2戦とも判定で、井上尚弥戦と、2階級上のフェザー級で戦った元世界2階級王者カール・プラントン戦によるもの。今回はコンディションが良さそうなドネア。ウバーリも準備ができていると意気込む。これに勝ち井上と対戦するのは果たしてどちらか。

＜選手データ＞
◇ノルディーヌ・ウバーリ
生年月日：1986年8月4日（34歳）、身長：161cm、リーチ：170cm、構え：左、出身地：フランス
戦績：17戦17勝（12KO）無敗。主な獲得タイトル：現WBCバンタム級王者（防衛2）

◇ノニト・ドネア
生年月日：1982年11月16日（38歳）、身長：170.2cm、リーチ：174cm、構え：右、出身地：フィリピン
戦績：46戦40勝（26KO）6敗。主な獲得タイトル：元世界5階級制覇王者、現WBC同級1位

▼【動画】ドネアの計量シーン、パスした後に突然の雄叫び顔

.@filipinoflash comes in at a ready 117.6 ⚖️ #OubaaliDonaire pic.twitter.com/ur5F3cTtHS

— SHOWTIME Boxing (@ShowtimeBoxing) May 28, 2021

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