【ボクシング】井上尚弥との統一戦目指すウバーリvsドネア、オッズはウバーリが優勢(選手データあり)=5.30米
5月30日(日本時間)米国ロサンゼルスのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)vs.元世界5階級制覇王者でWBC同級1位ノニト・ドネア(38=フィリピン)のタイトルマッチが行われる。
両者は2019年11月にさいたまスーパーアリーナで試合をして以来、1年半ぶりの試合だ。ドネアは井上尚弥に敗れWBAスーパー王座から陥落し、ウバーリは井上の弟・拓真を破りWBC王座を防衛した。勝者は同級2団体王者の井上尚弥(28=大橋)との統一戦が見込まれている。
ドネアは23日の米ボクシングサイト「ボクシングシーン」のインタビューでは「彼(ウバーリ)は良いファイターだが、私のような相手とは対戦したことがない。その後は井上(尚弥)との再戦を目指し、残りのベルトを集めていく」と4団体統一を目指している。
ウバーリは昨夜26日のESPNデポルテスのニュースによると「私がノニトに勝ち、井上尚弥に勝つことが重要。フランスのボクシング界のトニー・パーカーになりたいと思っている。(自分自身)自国のスポーツ界ではあまり評価されていないと考えているが、元NBAスターのようにシーンを揺るがし、偉大な人々の隣に名前を連ねるには、数回の勝利が必要だと認識している」とドネアや井上に勝ち、4団体を統一、そしてフランス国籍の元NBAスターであるトニー・パーカーと肩を並べたいと語る。
この報道ではオッズでウバーリが有利と伝える。本日27日正午の英大手ブックメーカー「ウイリアムヒル」を確認すると、ウバーリ1.33vsドネア3.30とウバーリが優勢となっていた。
結果は如何に。井上尚弥を眼窩底骨折に追い込んだドネア得意の左フックが炸裂するのか。ウバーリも井上拓真をアグレッシブに攻め4Rで左フックでダウンを奪っている。
両者の弱点は前戦を見るとスタミナか。ドネアは11Rに井上のボディブローでダウン。ウバーリも後半ラウンドでは失速が見られ最終ラウンドに拓真の猛反撃にダウン寸前にまで追い込まれている。
ちなみにここ5戦の戦績はウバーリは5勝(3KO)、ドネア3勝(1KO)2敗。負けは2戦とも判定で、井上尚弥戦と、2階級上のフェザー級で戦った元世界2階級王者カール・プラントン戦によるもの。今回はコンディションが良さそうなドネア。ウバーリも準備ができていると意気込む。これに勝ち井上と対戦するのは果たしてどちらか。
<選手データ>
◇ノルディーヌ・ウバーリ
生年月日:1986年8月4日(34歳)、身長:161cm、リーチ:170cm、構え:左、出身地:フランス
戦績:17戦17勝(12KO)無敗。主な獲得タイトル:現WBCバンタム級王者(防衛2)
◇ノニト・ドネア
生年月日:1982年11月16日(38歳)、身長:170.2cm、リーチ174cm、構え:右、出身地:フィリピン
戦績:46戦40勝(26KO)6敗。主な獲得タイトル:元世界5階級制覇王者、現WBC同級1位
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