2021/06/25（金）UP
（最終更新：2021/06/25 21:39）

吉成名高が試合前インタビューに応じた

　6月27日（日）に開催される『RIZIN.29』（丸善インテックアリーナ大阪）の試合前の個別リモートインタビューが行われた。
　[第3試合　RIZIN キックボクシングルール：3分3R（52.0kg）※肘あり]で対戦する吉成名高（20＝エイワスポーツジム）と誓（20＝ZERO）が個別に出席しインタビューに答えた。

　吉成はムエタイの二大殿堂のタイトル「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級で、タイトル統一を達成し外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。昨年8月からRIZINに参戦しムエタイの大会含め現在3連続KO勝利中だ。

　対する誓は昨年11月に2度のダウンを奪い19歳でNJKFフライ級王者となった。今年4月のBOMで行われたWMCインターコンチネンタルスーパーフライ級王座決定トーナメント1回戦でも勝利し勢いに乗る。RIZIN初参戦で吉成にどう挑むか。

昨年大晦日、タイの三冠王ペットマライをヒジで切り裂く吉成

　吉成は個別インタビューで「前回は12月に続き今回が3回目。そろそろ自分の存在をもっと知ってもらいたいなと思ってるんで、今回もインパクトのある勝ち方をして、次につなげたい」とRIZIN3連続KO勝利を狙う。
　対戦相手の誓には「ムエタイのベルトを持ってるし、ムエタイスタイルも出来るし、結構ガンガン来るスタイルも出来る選手だと思っているので、プラス身長も高いし、結構一筋縄でいかない相手だと思ってるんですけど。でも、最終的には、結果自分がKOという形で終わりたいなって思ってます。1ラウンド目は、相手はガンガン、1から来ると思うんですけど、それに自分もしっかり対応して、2ラウンド、3ラウンドには入らないように、2ラウンドには試合を終わらせられたらなって思ってます」と2R KO宣言した。

　その自信はフィジカルトレーニングからも来ている。「フィジカルでやってもらってることは、体幹ももちろんそうですし、体のバランスが崩れないように、パワーをつけてもらってると思うので、そこを試合の一発の破壊力だったり、前回とは違った強さを見せれるんじゃないかなって思ってます」と言う。昨年8月は肘でダウンを奪いKO勝ち、昨年大みそかの2戦目は肘とパンチで3度のダウンを奪った。パワーアップした吉成は、次はどのような試合を見せてくれるのか。

インタビューでは「下剋上」という言葉も口にした誓

　対する誓は「今回初めてRIZINに出させていただくということになって、自分もいろいろ仕上げてきたので自信はある」とし、「ここでしっかり、下剋上じゃないですけど、そんな感じのことを狙って頑張りたいと思います」と意気込む。

　名高の対策については「スピード感があったので、その時の試合なども見たりしながら、今回いろいろ対策してきたので、そのスピード感などに関しては大丈夫だと思います」とし「自分がもともと試合で結構、テクニックよりかは気持ちで戦う選手なので、そういうアグレッシブさを見てもらえるといいかなと思っています」と名高が予想するようにガンガンに攻めるのだろう。そして名高の予想通り、2Rで仕留められるのか、それとも、スピードに対応し下克上となるのか、2人の駆け引きに注目される。

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