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【NJKF】☆SAHO☆、パンチとヒザの猛攻で日本トーナメント優勝「世界に通用する選手になる」

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2020/11/15(日)UP

誓(左)がこの左フックでダウンを奪った

▼ダブルメインイベントI NJKFフライ級王座決定戦 3分5R
◯誓(ZERO/NJKFフライ級1位)
判定3-0 ※49-45、49-44、49-43
●EIJI(E.S.G/NJKFフライ級4位)

 NJKFの上位ランカー同士がメインイベントで、フライ級王座を争う。両者は、2001年生まれの同級生で、まだ17歳であった昨年2月に対戦して、その際は誓が得意のパンチで圧倒的な実力差を見せつけて初回に3度のダウンを奪い、TKO勝利している。

 共に19歳となり、今回の大舞台でタイトルマッチとして対戦することになった。誓は「前回は自分が勝ったけど、油断せず、前回より圧倒して勝ちたい」、対するEIJIは「前回はKO負けで悔しい気持ちでいっぱいだった。今回は倒せるようパンチを強化して頑張ってきました」と意気込んでいる。

 1R、誓が右ローを放つと、EIJIはサウスポーに構えて左ローをリターン。誓が細かいパンチからハイキックを狙うがこれは空を切る。EIJIが左ハイキックを良いタイミングで当て、誓も右フックを強打する。

 2R、誓がじりじり圧力をかけて、右ローを走らせる。EIJIは左ミドルを返すが、誓が距離を詰めて、右ストレートからの返しの左フックをタイミングよくヒットさせて最初のダウンを奪う。EIJIは左ヒジで逆襲を試みる。

 3R、序盤からEIJIは左ミドルやロー中心の攻めにシフトする。終盤になるについて、左ストレートを放つEIJIに、誓が的確にフックをボディ、顔面へとパンチをまとめる場面が増える。3R終わって、ジャッジ2名29-28、1名は29-27で誓を支持する。

 4R、誓がパンチの連打を、EIJIに叩きつけるようにボディから顔面につないで、2度目のダウンを奪う。再開後、EIJIが左ローを蹴るが、誓がさらに回転の速いパンチの連打でダウンを追加する。EIJIは、立ち上がり左ミドルで応戦を試みるが、誓の切れ味鋭いパンチの連打に攻め込めない。

ベルトを獲得した誓

 5R、誓が前に出て右ミドル、左のインローを冷静に当てる。後が無いEIJIは、誓の前進に合わせて、左ストレートをヒットさせるが、誓が左右のボディフックをまとめ、右ミドルをボディに当てる。最後は誓が声を上げながらパンチを振るい、それにEIJIも呼応するように左フックを見舞う。判定は3度のダウンを奪った誓が圧勝し、ベルトを獲得した。

 誓は「(EIJI とは)1回、17歳の時に(試合を)やっていて、その時は自分が勝ったけど、(その時より)強くなっていて苦戦しました。NJKFのベルトにふさわしい選手になれるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。

▶次ページは、マリモーvs平塚洋二郎

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