2021/07/15（木）UP
（最終更新：2021/07/15 18:22）

ジェイク（左）とウッドリーが、取り返しのつかないものを賭けて勝負

　世界的人気のYouTuber・ジェイク・ポール（24=米国）と、元UFC世界ウェルター級王者タイロン・ウッドリー（39=米国）とのボクシングマッチが、8月29日（日・現地時間）にオハイオ州・クリーブランドで行われる。

　13日（現地時間）に会見が行われ、両者の間で奇妙な”賭け”が行われることが決定した。この試合の敗者は、「相手のことが大好き」というタトゥーを入れることになるのだ。

　ジェイクは以前”賞金の勝者総取り”を提案していたが、ウッドリーが「魅力的だが、お前のペースに乗りたくない」と渋っていた。
　今回の会見でジェイクは「じゃあその代わり、俺が勝ったらお前は『I love Jake Paul』というタトゥーを入れるんだ。俺が負けたら俺が『I love Tyron Woodley』というタトゥーを入れてやる。そして、インスタグラムに投稿するんだ。自信があるんだろ」と仰天提案。

　それを聞いたウッドリーは一笑に付し「やらねえよ」とはねのける。しかし会場からはブーイングが起こり、ウッドリーは「皆はやったほうが良いと思ってるんだな」とつぶやく。

　追い打ちをかけるように、ジェイクが「こいつは自信がないんだ」と挑発すると、ウッドリーは即座に「乗るよ」と承諾。２人は握手し、この奇妙な賭けが成立した。

メイウェザー（左）の指導も受け、準備に余念のないウッドリー

　会見後、ジェイクは嬉々として自身のツイッターで「ウッドリーは身体のどこに『ジェイク・ポール大好き』のタトゥーを入れるべき？」とアンケートを開始。前腕、顔、胸、ふくらはぎと選択肢を出すと、約５万人が投票し、ダントツで”顔”が選ばれていた。

　一方ウッドリーは会見後、メディアの囲みで「ジェイクはアスリートだ。オハイオ州でレスリングをやっていて、兄のローガンは州大会で入賞している。俺はレスリングのコーチをやっているが、オハイオ州のレスリングのレベルの高さは知っている。ただのYoutuberだなんて惑わされてはいない。今回はボクシングの世界に飛び込むチャンスなんだ。俺はカネロと戦うつもりで準備をしているぜ」と、決してジェイクをナメていないと語っている。

　６月に行われたジェイクの兄・ローガンとメイウェザーとのエキシビションマッチは、レフリーによるKO裁定以外は勝敗のつかないものだったが、今回のジェイクvsウッドリーは正式な8Rボクシングマッチになる予定だ。判定もあるだろう。

　ジェイクもウッドリーも既に多くのタトゥーを入れているが、試合後にはどちらかに屈辱的な新しいタトゥーが増えてしまうのか。

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