2021/07/18（日）UP
（最終更新：2021/07/18 20:13）

一夜明け会見に出席したK-Jee

　7月17日（土）に福岡国際センターで開催された『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS　K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K-1ライト級タイトルマッチ～』の一夜明け会見が、18日（日）福岡市内で行われた。

　昨日のクルーザー級ワンマッチで愛鷹亮（31=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）と対戦して、2Rに逆転KO勝利を見せたK-Jee（30=K-1ジム福岡チームbeginning）が会見に出席して試合を振り返った。

　K-Jeeは1Rに2度のダウンを奪われるも、終盤にパンチでダウンを奪い返した。2Rはローキックとパンチと上下に攻撃を散らしながら、愛鷹を仕留めにかかり見事逆転KO勝利。今大会でベストバウトとも言えるほどの大激闘の末のKO勝利で、会場を大爆発させた。

　マイクを握ったK-Jeeは「昨日は反省点が沢山残った試合でした。結果的には良かったけど、ああいう立ち上がりは2度としないように気をつけていきたいと思います」と反省点を語った。

強烈なパンチで逆襲するK-Jee（右）

　1Rの中盤までは、愛鷹の強烈な拳でダウンを喫して攻撃を凌ぐので精一杯だったK-Jee。だが、それでもK-Jeeの心は折れなかった。「背中を押してくれた人達のことが2回目のダウンで立ち上がる時に思い浮かんで（今大会の冠協賛のECO信頼サービス株式会社の）樋口会長も言っていた”魂”が心に響いて、『ここでやらないと』と思いました。皆の顔が思い浮かんだ分、力が湧いてきて挽回出来た」と、まさに多くの人の思いを背負って大逆転に繋げた。

　昨年11月に続き、2回目のK-1福岡大会を開催できたことについては「それは嬉しいし大会が盛り上がったので3回、4回やっていきたい。この街は自分が好きなので、好きな街と好きな格闘技で街が盛り上がっていけるような（自分たちが）やってきたことを後輩が超えていけるようなそういう環境づくりのサポートもやっていけたらと思っています」と来年以降も続く大会にしつつ、未来のK-1ファイターが活躍できる環境づくりも行なっていくとした。

　現在のK-1クルーザー級（-90kg）について、K-Jeeは更なる盛り上がりを求めている。「去年クルーザー級で1番になったのですが、K-1の中でクルーザー級は全然盛り上がっていない。盛り上がってない、低いところで一番でなっても低いまま。クルーザー級という階級を盛り上げて高いところになって一番にならないと意味がない。まずは、人気が出るような階級にしていくことが必要」と語った。