2021/08/11（水）UP
（最終更新：2021/08/11 15:31）

オープンフィンガーグローブの久保優太（左）と太田忍（右）

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.30』の対戦カード発表記者会見が、本日11日（水）に都内で行われた。
　初代K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太（33＝PURGE TOKYO/BRAVE）がRIZIN2戦目のレスリング・リオ五輪銀メダリスト太田忍（27＝パラエストラ柏）を相手に初のMMAルール66kg契約で対戦する。

　会見に出席した久保はオープンフィンガーグローブをはめて出席。
「K-1からRIZINに来てしまいました」と、ややおどけた感じで挨拶。続けて「K-1のベルトをボクシングに行くと言って返上しましたが、このオープンフィンガーグローブ、このルールで、いよいよやるということになりました。生半可な気持ちでここに来たわけではないです。挑戦するつもりでやるつもりですし、K-1でやってきたことを捨ててでも、このMMAに挑戦したいとやって参りました」とゼロから挑むつもりでRIZINのリングに上がると決意を語った。

オープンフィオンガーグローブで会見に登場、マイクを握って、初MMA戦に自信を口にした。

　ボクシングから一転、MMAに参戦となったことについて「MMAの練習をしたら凄い楽しくて、そっちに行ってしまいました」と言う。会見に同席したBRAVEジムで一緒に久保と練習する武田光司（今回、矢地祐介と対戦）は「打撃は超一流で教わっているが、組技は教えさせてもらっている。覚えるのがすごく早いので太田選手と試合をしたら分からないと思う」と語った。

　対戦相手がリオ銀の太田ということに関しては「異種格闘技戦じゃないですけど、見てる人からすると勝負論があって、非常に面白いんじゃないかという風に思い、チャレンジしたいと思った試合。勝算については、僕は投資家でもあるので勝てない戦（いくさ）はしない。そこらへんは計算してやってるつもり。勝てると思って練習している。違う業種（競技）でトップを取ってたもの同士、個人的にも楽しみだと思っています」と意気込んだ。

会見で意気込みを語る太田忍

　対する太田は今回の東京五輪でパフォーマーとして特別参加し、多くの金メダリストの活躍を間近で見てモチベーションが上がったと言い「東京五輪での金メダルの夢は実現できませんでしたが、格闘技の世界で世界一を目指す。それは東京五輪で金メダルを目指すのに劣らないことだと思っていて、これからも総合格闘技で世界一を目指します」と話した。

　注意すべき久保の打撃に関しては「K-1王者ということで、打撃当たったら危ないんで。当たらないように逃げたいと思います。以上」と多くを語らず。現在パラエストラ柏で、RIZINバンタム級トーナメントに参戦する扇久保博正はじめONEで王者になった内藤のび太ら強豪と共に練習に励む。太田は昨年大みそかに所英男に2R腕ひしぎで敗れている。今年に入りパラエストラ柏で練習し、RIZIN初勝利を目指す。

▼RIZIN MMAルール66kg契約
久保優太（33＝PURGE TOKYO/BRAVE）
vs
太田忍（27＝パラエストラ柏）

▶︎次のページは【動画】BRAVE宮田代表にMMAを教わる久保優太