2021/08/19（木）UP
（最終更新：2021/08/19 20:24）

龍聖が新宿FACE大会に自信満々

　8月22日（日）東京・新宿FACEにて開催される『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX 2021 vol.4 ～BLACK FIGHT～』では、KNOCK OUTが誇る”超新星”龍聖（20＝TRY HARD GYM）vsINNOVATIONランカー・井上竜太（19＝Hard Worker）が行われる。両者の試合前インタビューが、主催者を通じて届いた。

【動画】これが龍聖だ!デビュー後6連発KO勝利のハイライトシーン

右ハイキックでKO勝利する龍聖

　龍聖は、K-1で活躍したHIROYAが送り込む若きホープ。切れ味鋭いパンチと一撃必倒のハイキックを武器にデビュー以来6戦6勝6KOと破竹の快進撃を見せていたが、今年3月には初の判定勝利。連続KOは6で途絶えた。

　龍聖は相手・井上の印象について、カード発表時に顔を合わせ「何かかわいそうになっちゃって」と笑って振り返る。
　理由は「何か弱々しかったじゃないですか。彼のおばあちゃんとかが浮かんで来ちゃって。『田舎で応援してるんだろうなー』とか思っちゃいました」と井上の朴訥な佇まいに気炎が削がれたという。そのため、会見ではいつものように”攻めの姿勢”が取れなかったとも。

　井上への対策について龍聖は「対策は何もしてないです。そのレベルの相手じゃないと思うんで」と言い放つ。試合の展開についても「遊ぶように、楽しく試合をしたいなと思ってます」と気持ちの余裕を見せる。「井上選手は顔がちょっと打たれ強そうだなと思って、ハマれば倒してもいい」と展開の中で倒せればと言う。

　続けて「自分より下のレベルの選手との試合って、これが最後とかになると思うんですよ。相手が強くなったら、試合の中でも色々とは試せない。危ない橋は渡れないから。そういう意味では、試合の中でいろいろ試せる最後の試合になると思います」と今回がのびのび戦える最後の試合になるという。
　また、今回会場の新宿FACEも「たぶんあそこでやるのは最初で最後になる。もう後楽園でもイヤなんですよ。もっと大きな会場で試合がしたいんで、他の選手たちと一緒に『KNOCK OUT』を大きくしたいんです」とKNOCK OUTと共に更なる上を目指す。

石井和義氏のもとへ出稽古にも（ @ryusei_411より）

　7月には、 K-1創始者で、空手の正道会館・石井和義館長のもとにも出稽古に行った龍聖。「刺激になりましたね。教えるのがすごく上手だし、格闘技に対しての考え方の話とかもしてもらえて、そこで得たものもこれから生きてくると思います」と大きな出会いだったようだ。石井館長もまた、自身のSNSで「やはり才能の塊ですね」「すぐ出来るのも才能です。ダイヤモンドの原石だね、7勝無敗だけどこれからが本当の正念場」と龍聖のポテンシャルに太鼓判を押している。
　石井館長も認める龍聖だが、”最初で最後”の新宿FACE大会でどんな戦いを見せるか。

打撃力に磨きをかける井上

　相手の井上はINNOVATIONフェザー級で4位に位置する実力者。ここまで12戦を戦い7勝（3KO）1敗4分と好成績だ。
　井上は龍聖の印象について「パンチ、蹴り、スピード、パワー、技術、全部においてレベルが高いなと思ってるんですけど、それを打ち壊したいと思ってます」と強さを認めながらも引くことはない。

　自らの長所を井上は「粘り強さとか打たれ強さでは絶対負けないと思ってます。あと、しぶといんで、しつこく出てバチバチいこうかなと思ってます。3Rしっかり戦い抜いて、相手にダメージをしっかり残して、驚かせてやりたいです」と競り勝って勝利する。

　注目してほしいポイントとして「ほぼ100％の人が、自分が負けると思ってると思うんで、それをひっくり返したいです。ガンガンくると思うんですけど全然効かないと思うし、後半上がってきて追い込んでいく所を見てほしいです」と粘り強さで予想を覆すと意気込んだ。

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