2021/09/03（金）UP
（最終更新：2021/09/03 18:14）

強烈な左ミドルをミットに叩き込む久保

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.30』。レスリング・リオ五輪銀メダリスト太田忍（27＝パラエストラ柏）を相手に初のMMAルールに挑戦する、初代K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太（33＝PURGE TOKYO/BRAVE）が都内で公開練習を行った。

【動画】MMA初挑戦の元K-1王者久保、オープンフィンガーでのミット打ち＆タックルディフェンスを公開

ミット打ちを披露する久保

　公開練習で、久保はミット打ちを披露。オープンフィンガーグローブを装着し、キレと破壊力のあるジャブ、左ストレート、左ミドル、ヒザ蹴り、肘打ちでミットを大きく鳴らし、続くマススパーでは相手のタックルを切り続けるなど、五輪レスラー太田との対戦準備ができていることを伺わせた。

　久保は現在のコンディションを「体つきが変わった。試合20日前に腹筋が割れたのは初めて。早めに食事調整を始めているし、K-1時代と違うのは、試合前のみの練習ではなく、しっかりと練習ができているのが大きい。身体もいキレてて良い感じ、早くリングに上がりサラちゃんに良い所を見せたい」と、調子の良さをアピール。
　MMAを本格的にやり始めたのは2、3ヶ月前。宮田和幸が主宰する名門BRAVEジムで、週5、6回、1日2回など集中的な練習を行なっているという。

MMA初戦でKO宣言の久保

　“ストライカーvsレスラー”という構図がある中で、試合展開について「相手は寝かせてくるしかない。立って僕と対峙するのは絶対にないと思う。立って殴って来るのはないと思う。だからそれ（テイクダウン）をさせないような練習をしている」とコメント。
　先日の公開練習で太田は、久保の殴り合いに付き合わず、テイクダウンからのパウンドKOを理想の展開としたが、久保もテイクダウンをさせず、殴っての勝利をイメージしている。テイクダウンの攻防が勝負の鍵を握ることになるだろう。

　勝利の鍵を握る打撃だが、多くの強豪をなぎ倒しK-1の頂点に立った久保の“オープンフィンガーグローブ”での戦いはどうなるのだろうか。
「感覚はバンテージ巻いた時のシャドーボクシングに近い感じ。インパクトを出す場合と出さない場合を使い分けられるので、拳のケガを抑えられ、自分には合っている」と、持っているボクシング技術をさらに活かせるといい、キックと違いダウンした後の相手を追撃できるMMAルールでは「トドメを刺せる。相手がダウンすれば、そのまま仕留められる確率が高い」といい「今回は衝撃的なKOを見せたい」と意気込んだ。

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