2021/10/05（火）UP
（最終更新：2021/10/05 18:14）

朝倉未来がチョークを仕掛ける。これまでの打撃中心とは異なる展開となった

　10月2日（土）に、格闘技スタジオマッチ『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインにて、萩原京平を打撃とグラップリングで終始圧倒し、判定勝利を収めた朝倉未来。
　試合当日に未来のセコンドについた弟・海が、3日に自身の公式YouTubeチャンネルで、その試合を振り返った。

　海は冒頭で「結果は兄の完勝だった」と前置きすると、今回の作戦は、萩原の弱点が寝技だったため、相手の苦手な部分を責めていくものだった紹介。「完全にそこを徹底して完封した。本当にリスクを犯さない、スマートな勝ち方」と評した。

　グラップリングを中心に試合を支配した未来だったが、その鍵は「組み力に差があった」と海は分析。未来は戦前のインタビューで、ウェイトトレーニングなど肉体改造に力を注いでおり、その効果は特に寝技に出ていると話していたが、今回の試合で早くもその成果が出た形になったと言えるだろう。

　さらに、未来のテイクダウンと抑え込みについても言及。萩原に何度も決めた相手の肩を押しながら倒すニータップテイクダウン（無双）を作戦の段階から準備し、それが完璧に決まったといい、「兄貴のは上手い」と評する抑え込みで、後半あまり動けなかった萩原はかなりの体力消耗となったはずと分析した。

　話は、未来だけではなく、萩原についても。萩原の打撃技術の高さを褒めると「気持ちの強さがすごい。最後の最後まで倒しに行くぞという目をしていた。華がある選手だと思った。ここから強くなる。本当に楽しみ」と、萩原のの将来性やポテンシャルを含めて賛辞を送った。

　海は最後に「兄貴の戦い方はやっぱりスマート。煽りはバチバチで、リングに上がってゴングが鳴るまでもずっとバチバチだから、頼むからそのまま行かないでと思うんだけど、実は本当に冷静。めちゃめちゃ落ち着いている」と、未来の徹底したスマートさに舌を巻く。

「勝利に徹している。俺には無く、身に付けなければいけないもの。俺は学ばなければいけない」と、ともにRIZINのエースであり、メインイベンターとしてのライバルでもある実の兄に尊敬の念を見せた。

●編集部オススメ

・【RIZIN】朝倉未来、MMAは打撃戦だけではない、怪我は足にヒビの可能性を語る

この記事が気に入ったら
いいね！しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight（イーファイト）格闘技情報をフォローしよう！

【RIZIN】朝倉海、兄・未来の寝技での完勝に「俺に無い学ぶところがある」