2021/11/03（水）UP
（最終更新：2021/11/03 12:04）

立ち技の打ち合いを避けて、寝技で勝負した朝倉の作戦勝ちだった

　昨夜2日、RIZIN公式YouTube番組『RIZIN CONFESSIONS #83』が公開され、10.2『RIZIN LANDMARK vol.1』の朝倉未来vs萩原京平の試合を中心に、鈴木博昭vs奥田啓介、今成正和vs春日井”寒天”たけし、渡部修斗vs内藤頌貴の全4試合の試合と舞台裏映像を中心に構成されている。

【動画】朝倉VS萩原の試合の激闘と悔し涙【フォト】前日計量や名場面試合写真

　朝倉は、「元アウトローの二人が戦うから受けたんですよ」と萩原戦のテーマを語る場面からスタートする。対する萩原は、「上から目線でナメたことを言っているんで、負けたらどういう態度がとるか見てみたい」と笑う。

萩原は打撃勝負で朝倉からKOを狙った

　試合は前RIZINフェザー級王者の斎藤裕（パラエストラ小岩）が解説しながら、ふたりの攻防を語っていく。朝倉が無双（ニータップ）で萩原からテイクダウンを奪うと、朝倉本人がその技を使った理由と効果を振り返る。

　そして朝倉が寝技勝負に持ち込むと、セコンドの朝倉海が「削っていけ」「ヒジを入れとけ」と叫ぶ。下から萩原が、ヒジ打ちで反撃するシーンとなり、「あそこでヒジを打つのは、本当にメンタルが強いヤツしかできない。日本の選手の中でも見ないくらいメンタルが強い」と朝倉は高く評価する。

朝倉未来（上）は、萩原京平と対戦して判定勝利を収めて、この笑顔

　試合に負け控室で号泣する萩原。セコンドが優しく話しかけ、少しずつ萩原の心が解けていく。「このまま終われないので、絶対に強くなって帰ってくる」と萩原。朝倉は「盛り上がる試合をしないといけなかったんだけど、俺も追い込まれていた。ここで負けたら色々と失うものが多かった」と相手の弱い場所を攻めた理由を語る。
　そして最後に朝倉が斎藤裕やクレベル・コイケへのリベンジを誓う。

チョークで一本勝ちする渡部

　さらにその他３試合も濃い内容となっている。渡部と内藤の試合では、渡部の父・修斗初代ウェルター級チャンピオンの優一がこの試合を解説している。前回の渡部の朝倉海戦での敗北をフィードバックしつつ、渡部の悔しい気持ち、父の息子を見守る複雑な心情を見事に描いている。

　次に今成と春日井は、足関節を巡る舞台裏の攻防が公開された。

今成が1Rで春日井から鮮烈一本勝ち

「65歳まで（現役）やりますよ」と不敵に笑う今成。春日井は、「極め力が強力でした。骨折か脱臼していると思うので……、ちょっとここで引退しようかと思います」と声を絞り出す。

　そして怪物君こと鈴木とプロレスラーの奥田。

鈴井が怒涛のパウンド連打で勝利

　リング上での言い合いを入れつつ、鈴木に打撃を習っている現RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ（ボンサイ柔術）が先生の強さを語り、鈴木が左ヒザ蹴りからパウンドで勝利を収める場面となる。鈴木が「最高。格闘技は、たまらんよ」と叫びながら退場する姿を追っていく。「この舞台でのし上がっていくために参戦している」と鈴木のコメントが印象的だった。

　次回は王者・斎藤裕が敗北した10月のRIZIN横浜大会を中心に構成される模様だ。

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