2021/12/01（水）UP
（最終更新：2021/12/02 00:59）

矛と盾の対決となった橋本とマサ佐藤

　12月5日（日）東京・品川インターシティホールにてJapan Kickboxing Innovation主催の『Resistance-4』が開催される。メインイベントでは、INNOVATIONスーパーライト級王者の橋本悟（35＝橋本道場）が、英雄伝説64kg級アジア王者のマサ佐藤（34＝ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪）と対戦する。試合を直前に控えた二人のインタビューが、主催者より届いた。

【動画】橋本悟が水落洋祐と好勝負を繰り広げた試合映像

橋本悟は、2018年8月に水落洋祐戦で好勝負を繰り広げた

　橋本は“激闘大魔神”と呼ばれ、テクニシャン揃いの橋本道場の中で、一撃必倒の右パンチ強打を持っている。打たれても怯まずに打ち返すファイトスタイルで、多くの強豪を沈めた。
　対する佐藤は、“不沈艦”と恐れられる驚異のタフネスを誇り、ビッグハートを武器に勝ち星を重ねてきた。佐藤は昨年まで沖縄在住だったが、生まれ故郷の東京下町へ帰省してウィラサクレックジムに移籍した。この対決は、矛（ほこ）と盾（たて）の戦いとして注目を集めている。

　攻撃力の高い橋本は、「“いかに俺のパンチに耐えられるのか？”ってところが、どうしたって勝負の見所でしょう。そして、もちろん“どっちが倒れるか？”ってことになるでしょう。俺はちょいちょいダウンするんだけど、“当たれば絶対倒れるパンチ”をしっかりと先に当てて粉砕します！　そこに不沈艦もへったくれもないってところ見せつけてやりますよ！」とKO決着に自信満々だ。

マサ佐藤は、2018年2月の水落洋祐戦でヒジ打ちによるTKO勝利

　一方、ディフェンス能力の高い佐藤は、「正面に立たずにローキックで脚から崩してとか、首相撲でいなすとか、色々と教わってはいるし、ヒジ打ちで斬ってTKO勝ちすることだってあるんですけど……まー、残念ながら相手を翻弄する器用さがあるわけでもないんで、結局、皆さんのご期待に応えてしまうことになっちゃうでしょうねぇ（笑）。何を喰らっても大丈夫なんてことはないんですけど、根性と気合いで耐え忍んで最後に立っているのは自分です！」と負けていない。

　橋本は佐藤との試合について、「直接は一度しか喋ったことないんですけどね。感じの良い人だなあって（笑）。だけど、“そのうちヤルんだろうな”とも思っていました。そこに間違いはないですよ。どこをどうしたって“噛み合う”んだから」と好勝負の予感があるようだ。佐藤も「こんなに噛み合うのがはじめから分かってる試合もありません。共通する対戦相手は何人かいますが、水落洋祐戦を見比べてみれば一目瞭然です」と具体的な試合を挙げる。

　佐藤が水落と対戦したのは、2018年2月12日、KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント。水落の強打をもらいながらも、佐藤がヒジ打ちでTKO勝利をものにした。橋本は、同年8月19日、同じKNOCK OUTで水落との対戦が実現し、期待を裏切らない激しい打ち合いの末、最後は水落が4ラウンドTKO勝利をものにしたものの、好勝負となった。

　水落戦を比較しても分かるように、矛と盾の戦いは好勝負間違いなしの声が多い。

　最後に橋本は、「俺のこと見に来てくれる人の期待だけは絶対に裏切りたくないですから！　“細かい技術合戦”なんかじゃなく“人が倒れるところ”をきっちりご覧いただきます」と好勝負になることを約束した。佐藤も「勝つのは当然！　そして、どのプロモーターも『マサ佐藤を使いたい』と、よだれが止まらなくなるような凄い試合をしてみせますよ！」と気合い十分だ。

　矛が勝つのか、それとも盾が鉄壁の守りを見せるのか。二人の決意を聞くと、さらに期待は高まるばかりだ。

＜対戦カード＞
▼スーパーファイト64kg契約3分5回戦
橋本悟（橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級王者、MuayThaiOpenスーパーライト級王者）
vs
マサ佐藤（ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者）

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